ごきげんようでござる!
拙者、「若者の〇〇離れ」ちゅー言葉が嫌いでござる!
景気が悪いのも若者の消費が悪いからだと責任転嫁する根性が気に食わないでござる。
だいたい、モノを買いにくいしくみにしておいて景気対策もなにもしていないのでござるから他力本願以外の何者でもないでござるよな。
一般に言われる「若者の車離れ」にしろ、車庫証明だ重量税だ定期車検だで昔よりも維持費の方が高くなっており、都会の交通網の発達により自家用車の利便性すらなくなっているでござる。
公共交通機関の乏しい田舎では必然的に自家用車必然性があげられるでござるが、昨今の軽自動車の性能は普通自動車に引けを取らず、普段の足代わりであれば十分に事足りるし税金も安いときているでござる。
しかるに! 軽自動車だけ売れて普通自動車が売れないという理由で、系自動車の税率を引き上げるとはなんたる愚考でござるかな?
普通の商売感覚だと売れなければ値下げで様子を見るものなのに、普通自動車の税率も下げずに軽自動車の税率を上げるとは余計に車を買い辛い社会にしているのではないでござるかな? まったくもって客商売を考えないで売り上げだけ伸ばそうとはあきれ返るばかりでござるよ・・・
まあ、これは車だけに言える事ではなく大概のモノも購入しにくい世の中になっているでござる。
そう、例えば「トランスフォーマー アニメイテッド」商品として販売された廉価版商品のアクティベーダー・シリーズは手ごろな値段にコレクションしやすい大きさ、自動変形ギミックを搭載しそこそこ完成度が高いとあれば、いやがうえに人気アイテムとなり海外ではEZコレクション(レジェンドクラス)を中止してアクティベーターを強化してシリーズバリエーションを増やしたでござるが・・・
日本では、1キャラクター1商品による販売戦略が練られたために当初の販売はなかったでござる。 しかし、TVアニメの人気をうけ別サイズ商品やアクティベーダー商品も販売される事となったでござるが・・・ 日本ではお求め安い単品販売ではなくセット販売として、やや買いにくい状況で販売されてしまったでござるな。
ちゅー事で今宵は、スーパーコレクション Vol.1として販売された、アクティベーター版ディセプティコン破壊大帝、メガトロン(トランスフォーマーアニメイテッド スーパーコレクション Vol.1、5040円)の紹介でござる!
さて、本品の海外版は2008年(?)に単品販売された訳でござるが、日本販売は同じくアクティベーター版のオプティマスプライムとラチェット及びディセプティコンロックダウンの4体VSセットとして2010年10月に販売されたでござる。
なお、説明書は個別に4枚封入されているでござるが、能力値などの記載は封入カタログに4体まとめて記載されているでござる。
本品のヴィークルモードは所謂アースモードのヘリコプターでデザインされており、海外版と略同じ仕様だと思われるでござる?
元もとのデザインも単純で大味だったでござるから、アクティベーター版でも再現率は高いでござる。
無論、着陸脚などは再現されていないでござるが、ローターは手動回転が可能でござる。
ロボットモードの変形は尾翼部分の変形レバーを動かす事で瞬時に変形するでござる。
ただ・・・ 一発変形ではないので各部の調整は必要になるでござるな。
ロボットモードは簡素でござるが、バランスの良いプロポーションが見事な一品でござる。
廉価版商品として合格点でござるよな。
強いて欠点を言うとしたら、武器パーツが無い事と股関節のボールジョイントが緩いことで絶たせにくい事くらいでござるかな。
まあ、昨今のモノが売れない状況下では、本品の完成度に満足してしまい本命であるリーダーサイズのメガトロン様(TA-26、メガトロン・ライト&サウンド、7140円)が売れなくなると懸念する状況も分らなくはないでござるが、販売順位を考えると本品の方が後発であり、単品販売でもたいした問題は無いようなきがするでござるが・・・
やはり、単品販売にするとシリーズ中何かしらが売れ残るのでセット販売という扱いなのでござろうか? ・・・どちらにしても消極的な販売方法でござるよな。 (笑)
なお、本品の能力値設定は体力(10)、知力(10)、速度(10)、耐久力(10)、地位(10)、勇気(9)、火力(10)、技能(9)と設定されており、リーダークラス版と同じ設定でござる。
まあ、商品サイズが違うだけの同一キャラクターなので数値が同じことなのは当然でござるよな。 (笑)
しかし・・・ 本品の日本販売がセットで行われた事は残念でならないでござるよな。
本来のアクティベーター商品は廉価版である強みを活かした、購入しやすさによりトランスフォーマー玩具の入門編としての役割があるはずでござるが、タカラトミーは少子化による子供相手の販売戦略よりも確実なコレクター層を狙った商売に照準を合わせて高額商品を販売する傾向にあるでござる。
タカラトミーも過去の商品において廉価商品によるヒットと知名度を上げた実例を忘れないでもらいたいものでござるよ!
トミカやチョロQが何故に今でも人気があるのかという理由と同じでトランスフォーマーを含むロボット玩具を語れるはずでござるよな。
無論、昨今の販売サイクルの短さもヒット商品を生み出せない土壌でもあるでござるが、シリーズを育てていくという姿勢は絶対にプラスになるはずでござるよな。
本品のセット販売も考えようによっては、ちと早いクリスマス商戦用アイテムと考えてもいいのでござるが、普段の客層が一度の買い物で購入する販売価格の適正値・・・ ちゅーか、どれだけの販売価格で購入を渋る金額かを考えた方が良いとおもうのでござるよ。
拙者的には5000円を超える玩具にはちと購入を考えてしまうので、市場アンケートの結果などを活かした商品開発をしてもらいたいものでござる。 (笑)
そう、廉価版商品だって主力となりうる成功例は幾らでもあるでござるよ!