れでぃすおんどじぇんとるまん!
あんどおとっあんおっかさん!
今宵は映画「トランスフォーマー /ダークサイド・ムーン」登場のディセプティコン破壊大帝、メガトロン(DD-01、メガトロン、4200円)の登場でござる!
本品は2011年5月に販売された完全新作のボイジャークラス商品でござる。
無論、日本販売品はメックテックウォーズ対応カードが2枚付属しており、映画公開前に販売された第1弾商品と云う事で、ディセプティコン側のフラッグアイテムでもあるのでござるが、その玩具仕様により映画本編のネタバレでもある商品でござるな。 (笑)
そう。 本品は歴代メガトロン様では初と成るタンカートラックでデザインされており、前作前々作とはイメージを一新したヴィークルモードになっており、如何様な活躍が想像を含ませるミスリードな商品だったので劇中の描写を見てイメージが違ったと思う御仁も多くいた事でござろう・・・ (笑)
さて、ヴィークルモードは米国のMACK社製トラックと云う事で販売されており、パッケージや車体にもMACKの文字が書かれていたりするのでござるが・・・
映画本編ではM915ラインハウル リプレイスメント トラクター&トレーラーが使用されていたそうなので、実車と商品には若干のイメージが異なってイいたりするでござる。
そう、本品の場合は綺麗すぎて劇中のボロいイメージが皆無なのでござるよ。 (笑)
しかも、「マッドマックス」とかの世紀末バイオレンス映画に登場するようなバンパーに施された突起なども再現されていないし、幌の取り付け位置も異なっていたりするでござる。
一応車体には汚し塗装が施されているでござるが、劇中イメージを伝える為には全体塗装で、これでもかというくらいのサビや塗装剥げの汚し塗装が必要でござるな。 (笑)
しかも、商品サイズはボイジャークラスなのでござるがヴィークルモードの大きさがデラックスクラスなみなので若干スケール感に欠けるところがあるでござるな。
本品のヴィークルモードでのギミックは転がし走行の他に車体側面にC型ジョイント武器対応ジョイント2ヶ所よメックテックウェポン対応ジョイントを4箇所有しているでござる。
また、軟質パーツ製の幌は着脱可能であり、付属のメックテックウェポン(メガフュージョンカノン)はヴィークルモードと一体と成ったデザインが採用されタンク部分を担当するでござる。
メガヒュージョンカノンはタンクのハシゴ部部bbを押す事で展開し、固定も可能なメックテックウェポンでござる。
設定では、更なる改良を加えたトランスフォーマー虐殺兵器だそうで、反物質作用で宇宙空間でも使用可能だそうでござる。
ただ、設定はあくまで玩具設定であり・・・ 劇中ではヴィークルモードによる攻撃描写などは一切無くフュージョンカノンの発射反動に耐えられるのかさえ不安なボロ状態だったので装備されていないのかもしれないでござる? (笑)
確かに戦車や装甲車のことを考えれば目立たないヴィークルモードでもあるでござるが・・・
未整地なアフリカならまだしも、舗装されたシカゴの町並みでは逆に目立ってしまう存在でもあるでござる。
拙者的には同じタンカートラックでもマッドマックス的なビジュアルではなく、ディセプティコンを率いる破壊大帝としてはカリスマ性の有る小奇麗なタンカートラックの方が良いような気がするでござるよ? (笑)
ロボットモードの上半身の変形は複雑で幌部部bbは別子取り付けでマントとしてまとう設計になっているでござる。
歴代トランスフォーマー商品ではマントまで再現した商品は初となるでござるが・・・
イマイチ有り難味があるような」無いような存在でござる・・・
本品のロボットモードを最初に見たイメージは、破壊大帝の座も全てを捨てた復讐者に見えていたのでござるが・・・ いざ映画を見てしまうと・・・ すごく惨めで落ちぶれた存在に見えてしまうのでござるよな・・・
劇中同様に本品も半壊したままの頭部をボロギレで隠しているわけでござるが、流石に時系列を考えれば前作からの破損箇所も修理されていても良いはずなのに、そのままモデルチェンジとは・・・
う~む・・・ 前作でのジェットファイアー(RA-13、ジェットファイアー、7140円)のポンコツ描写が好評だったとは言え・・・ 今作のメガトロン様でソレをやられちゃうと喜んでいいのか悪いのか悩むところでござるよ。
そう、拙者的イメージの劇場版でのメガトロン様は第1作(MD-07、メガトロン、6825円)では地球人に身体を弄繰り回されたうえに、そんな馬鹿なのオチで絶命し・・・
第2作(RD-01、メガトロン、7140円)では復活しての逆襲が期待されるも、師匠(RD-10、フォーレン、3990円)が登場し、頭が上がらず撤退・・・
第3作である本作では補給兵まがい登場で、幼生のディセプテイコンを育成する姿は完全に隠居生活で余生をすごす老人に成り果てていたでござるよな・・・
しかも、今作では本当の黒幕(DA-02、センチネルプライム、8400円)が登場して見せ場を奪われたあげくに逆切れして、オートボットに休戦を申し出るも「おことわりします!」で絶命するなど完全な小物に成り下がった最後には納得がいかないのでござるよな・・・
う~む・・・ 映画製作側はメガトロン様を理解していないと云うか・・・ メガトロン様の破壊大帝なイメージを落とす為に映画を製作したのではないでござるかな? (笑)
さて、ダークサイド・ムーン版メガトロン様の能力値は、体力(10)、知力(10)、速度(10)、耐久力(10)、地位(10)、勇気(9)、火力(10)、技能(9)と記載されており、前作と変わらないでござるが、劇中描写をみているとニュージョンカノンが無いだけではなく、簡単にセンチネルプライムに伸されたり、オプティマスプライム(DA-15、ジェットウィング・オプティマスプライム、15540円)に瞬殺されるなどかなり弱体化していたりするでござる。
そう、ほとんど面識の無いカーリーに「センチナルの金魚の糞」と馬鹿にされる姿は情けなかったでござるよな・・・
まあ、「トランスフォーマー」らしい後先を考えない演出といえば納得もできるのでござるが・・・
悪く言ってしまえばダークサイド・ムーン版のメガトロン様は「老害」でしかない感じなのでござるよ・・・
なお、本品と劇中のイメージを高めるには全体的に汚し塗装を施す必要があったり、身体に鎖を巻いたり、背中に劇中で使用したライフル状の武器を背負わせるなどのディテールアップが必要と思うでござる。
本品はメックテックウェポンのおかげで劇中の武器が再現されていないのが残念でござるが、あのライフル状の武器こそ今作を語る上での大事なアイテムだったのでござるよ!
まず、メガトロン様の耐久力が衰えたおかげでフュージョンカノンが使えなくなった事はそうぞうできるでござるが、何ゆえにライフルなのかと云うと・・・ おそらく隠遁生活中にTV番組などで地球文化に感化されてしまったのが原因と思えるでござる。
しかし、一番大事なのはフュージョンカノンだとオプティマスプライムが使えないので、センチネルプライムにトドメをさせたのはライフル状の武器だったこその演出につきるのでござるよな。 結果的にはご都合主義を上手くまとめたエピソードだと思うでござるよ。 (笑)
まあ、ダークサイド゛・ムーン版メガトロン様は映画パンフレットでは1作目のデザインであらすじが紹介されているままで隠し要素があったはずなのに玩具では早々にネタバレたあげくに玩具もヴォイジャークラス商品2種とサイバーバース商品2種しか販売されないなど全くいいことが無いでござるよな。
ほんと、リーダークラス商品が販売されないとはシリーズを通して人気が無いと判断された証でもあるでござる。
如何して劇場版メガトロン様は不人気の道を歩んでしまったのか理解にくるしむでござるよ?