ごきげんようでござる!
勇者シリーズがトランスフォーマーと兄弟作品である由縁は玩具技術の継承だけでなく、商品そのものの流用があり、勇者シリーズの各作品(一部除く)にはトランスフォーマー商品流用枠が設けられていたでござる。
まあ、敵側ライバル商品などの安易な成型色変更商品に留まらず、新造パーツの追加組替えにより別商品と呼べるものも多く・・・ わざわざ金型流用せず完全新造の方が手間が掛からないのでは? と、思ったりもするのでござるが、純粋にトランスフォーマー・玩具系ファンとしてみれば、ファンサービスと取れる手の込んだ流用には感心するでござる。
しかし、勇者シリーズ・アニメ系のファンにとっては流用商品は手抜き、シリーズ作品の統一感を乱す商品として歓迎はされていないようでござるな。
ちゅー事で今宵は勇者シリーズ第5弾「勇者警察 ジェイデッカー」より五段変型のブレイブポリス第五の刑事BP-501型こと・・・
忍者刑事 シャドウ丸(忍者刑事、シャドウ丸、3980円)の登場でござる!
本品は1994年に「勇者警察 ジェイデッカー」商品として販売されたでござるが、商品自体は1987年販売の「トランスフォーマー サ☆ヘッドマスターズ」商品のシックスショット(D-98、シックスショット、3980円)の金型を流用し一部パーツを変更して販売された、1989年の「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV」のグレートショット(C-325、グレートショット、3980円)を更に新造パーツに置き換え、警察手帳やリボルバー式拳銃などの御馴染みジェイデッカー商品の標準装備を追加した3度目の転生商品でござる。
しかし・・・ 商品サイスは流用故に他のジェイデッカー商品の単体勇者ロボより大きく異質感は隠せないのでござるよな?
箱の収納もシックスショットより小型の半分くらいのサイズになったでござるが、収納状態はロボットモード変型途中状態で収納されているでござる。
先ずは基本移動形態であるジェット機モードでござる!
商品の変型パターンはシックスショットのジェット機モードと大差ないでござるが、シャドウ丸は全ての付属品を取り付ける事ができず余剰パーツが発生してしまうでござる。
まあ、ジェット機モードは今風に言えば・・・ ステルスジェット機になるのでござるかな?
なお、シャドウ丸はブレイブポリスの貴重な航空戦力だけでなく、以後も勇者シリーズにおける忍者属性の勇者ロボ第一号にあたるでござる。
続いて陸上にての隠密行動形態の覆面パトカーモードでござる!
覆面パトカーといえば一般車両に偽装するパトカーでござるが・・・
本品の場合は、如何見ても一般車両にみえず・・・ いわゆる族車のイメージでござるよな?
まあ、族車に偽装した覆面パトカーかもしれないでござる。 (笑)
シャドウ丸の覆面パトカーモードはシックスショットやグレートショットのバトルカーモードに当るのでござるが、変形パターンは異なり、エアーインテークのパーツもパトライトに置き換えられているでござる。
まあ、バトルカーもパトロールカーも似て非なるものでござるから、一応覆面パトカーモードでは武装パーツは取り付けていないでござる。
しかし・・・ ソコは忍者属性の覆面パトカーでござるから各種武装を取り付ける事も可能でござる。 更に怪しさ大爆発でござるな。 (笑)
三段変型目は火力攻撃に重点を置いた戦車モードでござる!
今度復刻される時はこれらも付けてくれないかなぁ…
シャドウ丸タンクはむしろ独断専行するガンマックスを足止めする時の「生まれたばかりでスクラップになりたかないでしょう?」が妙に記憶に残ります(笑)
さすりゅ~殿、シックス一族をまとめて見せられると欲しくなるでござろう?
コレが成型色変更品の魅力でござるよ!
当時、子供ながらに覆面パトカーモードのウイングには疑問を持ってました。どのみち派手派手ですけどね!こんなの町で見たら通報します。
にしても、よく思いつきますね。
これも他の勇者が砲手としていてもサマになる変形ですね。
ミクロマンといい勇者といいタカラ商品はなにかしらつながってる部分がありますね。
イボンコ殿、何事も「知らぬが仏」の言葉どおり知らなければ素直に喜べるが、知ってしまうと奥行きを知り深みにハマルものでござるよ。
キュウ殿、モケ殿、これがタカラの魅力でござるよ!
玩具に歴史あり、無論TVアニメの相乗効果もあり名作は生まれるでござる。
「レーザーガン~判断」これはこの後登場するガンマックスとの競合を避けるためと思われます。