やあやあ、ごきげんいかがでござるかな!
今宵は前回に続いて恐竜ネタで、タカラが1993年に展開した勇者シリーズ第4作の「勇者特急 マイトガイン」より東海道新幹線ひかりに変形する勇者ロボ、ホーンボンバー(猛獣3体合体+1、4、ホーンボンバー、2500円)の到着でござる。
本品は列車型勇者ロボ・ボンバーズ3体が合体するトライボンバー(猛獣3体合体、トライボンバー、6000円)をパワーアップさせる為の4人目のボンバーズとして登場しミサイル発射ギミックと連動した電子音ギミック(単4乾電池2本使用)を備えているでござる。
さて、勇者シリーズは人気の新幹線を変形モチーフに選んでおりボンバーズも東北新幹線やまびこ(猛獣3体合体、1、ライオボンバー、2000円)、特急スーパーひたち(猛獣3体合体、2、ダイノボンバー、2000円)、成田エクスプレス(猛獣3体合体、3、バードボンバー、2000円)で編成されており、拙者も人気の東海道新幹線が無い事や3体合体後のボリューム不足、前々年度よりの3体合体+1の商品展開を予想しており、4体目が登場してからの合体セットを購入する予定でいたのでござるが・・・ 本品の場合は単品販売しか行われなかった商品なのでござる!
なお、当時の拙者はバトルボンバーの4体合体セットが少数販売されたというデマに騙されて3体合体セットを買わずに探しまわっており・・・ 結局、あきらめて本品を入手したときはTVアニメ放送終了後になってしまったでござる。
当時はアニメ製作と玩具販売連動を今ほど重視していなかったので後悔している一品なのでござるよな・・・ そう、やはり玩具販売の実績はTVアニメ放送中のリアルタイムが勝負でござるから初動売り上げでシリーズの今後を左右するなどとは考えていなかったのでござるよな・・・ 故に、現在は軍資金に余裕がある限りは処分セールではなく、売り上げ数がでる初回出荷品を購入するようにしているでござる。
さて、本品はパワーアップ合体要因と云うことで、設定上トライボンバーの攻撃力等を補う為に封印状態にあったボンバーズの試作品、ひかりボンバーが改修されてメンバーに加わった設定のために、胸部合体用パーツとミサイル発射ユニット(ホーンランチャー)を天井部に取り付けているでござる。
なお、ミサイル発射ユニット下の電池BOXに単4電池を収納し、ミサイル弾(6発付属)を給弾口より1~2発を投入してレバーを引くと「カチ!」と電子音が鳴り黄色の発射スイツチを押すと「ズドーン!」の発射音と共にミサイル弾が発射されるでござる。
因みに電池を使用せずともミサイルは発射できるでござるが、本品のミサイル発射ギミック自体は弾庫内での弾づまりが多く連射に向かない欠点があるでござる・・・ (残念)
なお、本品は通常のトレインモードでも別売りのボンバーズと連結可能でござるが、アニマル特急モードでは4両目に連結し、通常のトレインモードでは余剰パーツである銃を連結器として活用できるでござる。 ・・・しかし、4体合体用の胸部パーツ(盾)が余剰パーツになってしまう欠点があるでござる。
そして、新幹線の戦闘部を入れ替えた恐竜モードではトリケラトプスに変形するわけでござるが・・・ 一応「猛獣3体合体+1」で恐竜が2体も編入されているのは如何なものでござろう?
まあ、世の中にはゾウやサーベルタイガーを編入しても恐竜戦隊と言い張る場合もあるのでドッコイドッコイでござるかな? (笑)
そかしまあ、拙者としては最初の印象はトリケラトプスと云うよりも黒毛雄牛の方が猛獣に近いかな~ と思っていたでござるが、本品もよくよく見れば角は3本だし太い尻尾を供えていたりするのでトリケラトプスぽいデザインだったりするでござる。
拙者的には新幹線の先頭部を尻尾に見立てるアイデアは流石だと関心したでござるな。
しかし・・・ 設定上だとトリケラトプスなのに水中行動が可能という能力が付加されてしまったのでござるよな。 (笑)
う~む・・・ 勇者特急隊というか旋風字財閥の関係者には恐竜に詳しい人材がいなかったのでござるかな? そもそも、漫画家志望の浜田君にデザイン一般を任せちゃうのは公私混同ちゅーか金持ちの道楽なのでござるよな~
なお、ミサイル発射ギミックはトレインモードでも恐竜モードでも使用可能でござるが、恐竜モードでの可動部分もなく、変形方法も一部組み換え式を採用しており、TVアニメの変形作画に騙されている部分があるのも残念でござるな。
そう、ロボットモードのプロポーションは可也騙されているでござるが、当時の玩具技術では変形合体を優先した設計なので、玩具とアニメは別物と納得しなければいけなかったでござる。
確かに、玩具はアニメ作画のイメージを壊すので買わないなどと云うアニメ崇拝者の気持ちは分らないでもないでござるが、不細工な玩具でも心の目で見ればアニメと同じ姿に見ええるというファン心理も分るでござる。 ・・・しかし、拙者的には不細工な玩具でも受け止めてやるのがファンだと思うし、完成品には不満があっても良くやったと労ってやりたいものでござる。
そう、商品的にはイロイロと苦労した事が伺える設計であり、3段変形と合体機能のおかげでトレインモードやロボットモードの完成度の低さが目立ってしまう一方で、アニメ作画では詐欺とも呼べるカッコよさで作画されてしまえば嫌でも玩具の完成度が比べられてしまうでござる。
タカラ提携のアニメは人気がでても玩具が売れない作品が多いのは悲しい事でござるよな。
まあ、一番いいのはアニメ人気と共に玩具が売れれば良いことでござるよな。
そう、たとえ本品の見た目は悪くとも、当時の変形合体玩具としてみればよく出来ている商品でござる。
拙者としては一度世に出てしまったからには「隠すことなく受け入れよ!」が本文でござるから見た目が悪くとも納得はしているでござる。
「出来の悪い子ほど可愛い!」の心境でござるな。 (笑)
本品の最大の見せ場は4体合体にあるのでござるから合体を楽しめる玩具は、それだけでもOKなのでござる。
ただ・・・ 玩具の方も、無理な合体によるプロポーションの崩れなどは自重してアニメとのギャップを避けるべきだったと思うでござる・・・
今回はホーンボンバー単体で更新させてもらったでござるが、バトルボンバーへの合体はもうしばらく先になりそうでござるな。
ホーンボンバーは拙者にとってイロイロと騙された商品として印象深い一品でもあるでござる。
バリさんが暴走しすぎたんでしょうね、いや、バリ作画は大好物ですがw
秋からの新ガンダムに参加するとのうわさもちらほら
アニメ側がよくも悪くも暴走しタカラに怒られてゴルドランからは修正が入ったとか
拙者の言うアニメの自重は玩具と別物にならないくらいの意味と玩具レベルに合わせた無理の無い演出でござるな。 (笑)
まァ、ホーンボンバーの玩具はサウンドギミック付きで四段変形(?)でき、他のメンバーと合体も可能といった俊作玩具だと思います。
アニメ絵と玩具のギャップ。永遠の問題ですね。ゾイドあたりでTVアニメでCGが使われ始めた時はそのギャップは埋まるかと思いましたが、CG作画が普及している今でもそんな事ない現状。出来そうで出来ないものなんですね。
アレンジしての作画はとりあえずOKなタイプですが、元設定に無い関節やディテールを増やすやり方は嫌いです。あくまでバランスを変えて別物に見えるのは仕方がない。下手な作画で似てないけど、カッコいい!それは許せます。
でもパーツ増やしたりありもしないディテールがあったりするのは、元設定を完全否定して自分だったらこんなにカッコよく出来る。というエゴでしかないのでは。それをTVシリーズでやられると、プロとしての責任感の無さとしか感じられません。話数ごとに違うデザインでは作画崩壊とかいうんじゃないですかね。
未確認ですが、あのガンダムでも劇中にダイターン3とか鉄人28号がいるんだとか。同人誌か!
個人的にはこれくらいならまだマシだと思えますよ。後のビーストマシーンズなんてもっとすごかったし。
蓄積された技術は後に活かされるものでござるよ!
ズッツトン殿、確かホワイトベースは「ダイターン3」登場予定のメカだったとか?
鉄人28号が「Gガンダム」だったでござるかな?
「Z」か「ZZ」にはR田中一郎が出ていたはずでござるよな?
ヌエベ殿、拙者の自殺した友人が作画厨の完璧主義者で玩具や食玩アイテムなど一切買わず自分が納得する完成度の高いガレージキットを1体だけ購入して終わりだったでござるから妥協する事もできない人間だったでござる・・・ 世の中、何を言うのも自由でござるがある程度は妥協しないと悲しいものでござるよ。
次回は作画厨でも納得する変形ロボット玩具を用意しているでござる!