31日(金)、トム・クルーズ主演・オブリビオン(Oblivion)が公開された。勤務時間後、通勤経路にあるシネコンに早速見に出かけた。毎度のことだが、ネタバレになるようなことは書くつもりはない。
まず印象的なのは、映像における高低感のすごさ。
ものがたり世界は、地球外生命体に攻撃され、廃墟となった地球を舞台としている。そこを縦横無尽に飛び回る主人公ジャック(トム・クルーズ)の乗るバブルジェットが、廃墟となった都市(砂漠)の上を進んでいく。これほどまでに何にも無くなった地球を舞台にしたSFは、珍しいかもしれない。
ものがたりのプロットはひねりがあって、最後までわからない。最後の方で『えっ、なんで?』『そ~ゆ~ことかぁ』と思わせてくれる作品だろう。
SFだからといって、スペースオペラのように、ドンパチだけの映画ではない。ハイピッチのところもあるが、全体的にゆ~ったり流れていく。最後まで見て、いろいろな意味で、スカッとしない印象を与える可能性は否定できない、かな?
映画館を出て、なんだかおかしな既視感があった。どこかで感じたもの。数日考えて、これかなと思った作品を思い出した。プロットも出演者も監督も何もかも全部違うのに、スピルバーグの「AI(2001年)」を見終わったときに感じた感覚である。
☆三つ半かな。相変わらずトムはカッコいい。
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6月は次の作品が控えている。
15日(土) 宇宙戦艦ヤマト2199
第六章 『到達!大マゼラン』
21日(金) アフター・アース
22日(土) 攻殻機動隊ARISE
多忙である...