前回(2013.06.20、「「氏」なの、「師」なの。」)取り上げたときにちょっとわからなかったこと。以下のニュースだ。出典はCBS EVENING NEWS(6/17)である。
Rowhani is 64 years old, a cleric with a law degree from Scotland. He's also known as a bridge-builder, who was once Iran's chief nuclear negotiator.
(ロウハニ(氏/師)は64歳。スコットランドで法律の学位を得た聖職者。彼はまた、「ブリッジビルダー」として知られている。かつてイランの核問題交渉人責任者だった。)
ブリッジビルダーはまさに、橋渡しをする人でいいかな。
この人、イギリス(スコットランド)で教育を受けている。Glasgow Caledonian Universityという大学だ。以下大学ウェブサイトより引用。
GCU alumnus to be next President of Iran
17 June 2013
The President-elect of Iran, Dr Hassan Rouhani, is a graduate of Glasgow Caledonian University.
He studied at GCU in the 1990s under the name of Hassan Feridon and was awarded an MPhil in 1995. His thesis was entitled The Islamic Legislative Power with reference to the Iranian experience.
In 1999, he was awarded a PhD. His thesis was entitled The Flexibility of Shariah (Islamic Law) with reference to the Iranian experience.
Wikipedia(英語版)によれば、イラン国内で教育を受けた後、イギリスでさらに学習を続けたようだ。彼は「テヘラン大学」で法律の学士を得ている。
日本の大学院の教育制度と、イギリスのそれがどの程度違うのか、自分はあまり詳しくはない。だから、1990年代に彼がイギリスで学んでいたといっても、どの程度イギリスに滞在していたのかはわからない。
研究テーマがイスラム法に関わるものであろうと、たぶん英語で修士論文、博士論文書いたのだろう。そんな彼は、大統領就任後、どんな国家運営をすることになるのだろう。