33年前に見た作品に再会する。まず滅多にないことだ。 3日(土)、「DolbyCinema 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」(以下「CCA」)をMovixさいたまに見に出かけた。最先端の光学・映像処理技術を採用したドルビーシネマ版である。 |
ものがたりは広くファンに知られている。宇宙世紀のライバル、アムロ・レイとシャア・アズナブルの最後の闘いを描くものだ。1年戦争(U.C.0079)以降の戦乱に、ひとまず区切りがつけられる。
本作はこれまで数度、劇場でリバイバル公開されている。しかし、見る機会がなかった。本作、「ルパン三世カリオストロの城」「風の谷のナウシカ」「機動警察パトレイバー 劇場版 第1作」「同・第2作」は過去10年以上、僕の劇場で見たい作品リストの常に上位を占めていた。ここ数年で本作以外は劇場で鑑賞できていた。でも、CCAはなかなか見る機会がなかった作品だ。
一生懸命お仕事をしてきたご褒美かと思う。
33年前の僕は、最初の学校での勤務5年目。同作の公開日は1988年(昭和63年)3月12日(土)だ。記録を調べると、僕は3月20日(日)に「大宮松竹ロキシー」(廃館)で鑑賞している。なお、自宅には公開30周年(10年前に発売)のDVDと、映画公開時発売のOSTがある。
あの頃感じたアムロの思い、シャアの独善や孤独が、現在の僕の目にどう映るのだろう。そんなことを考えて、劇場に出かけた。
見ているはずなのに
DVDで見ているのに、OSTとシーンの一致しないところがあった。記憶違いなのだ。
”政治”をしているシャアのスクリーン場のイメージは、本人も嫌々しているのがわかるが、すごく感じが悪い。
サイドで電車(?)で移動するシャアに、市民から花束が渡される。そこで歌われる歌は全く記憶がないもの。途中までは本作のメインテーマの旋律だ。
クエス・パラヤの髪の毛の色の印象が少し違った。
ギュネイ・ガスのCVが山寺宏一さんでした。
帰宅後DVDを見直した。
ν-GUNDAMは、だてじゃない
その通り。クライマックスでのアムロのセリフ。不覚にも涙が出た。
エヴァンゲリオンの鑑賞時と同じような感覚
宇宙世紀、アムロ、シャアに区切りをつけよ。そんな感じがした。
エンドロール後、5月7日公開予定の「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」、ドルビーシネマ版冒頭が公開。こんなに見せていいのかなというほどの長さである。
30数年経過して、ものがたりはブライトからハサウェイに引き継がれたのかも知れない。