るろうに剣心 最終章 The Final

『るろうに剣心』シリーズの最終章。 　中国大陸の裏社会を牛耳る謎の武器商人であり、武器や軍艦を送り込み志々雄真実を操っていた最恐の敵・縁（えにし）との戦いを壮絶なアクションとドラマで描く。 　剣心達は、神谷道場で平和な日々を過ごしていた。しかし、突如何者かによって東京中心部へ相次ぎ攻撃が開始され、剣心とその仲間の命が脅かされる。

　公開2日目AEON CINEMA大宮で鑑賞した。「剣心」を劇場で見るのは3作目になる。

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　おなじみの面々再集合
　雪代縁（新田真剣佑）捕縛のため、警視庁の警察官が横浜駅に出動。部隊を率いるのは齋藤一（江口洋介）である。神谷薫（武井咲）、高荷恵（蒼井優）、相楽左之助（青木崇高）たちが、楽しげに食事をするシーン。おなじみの面々が再集合、一気にものがたり世界に戻ることができた。

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　最終章 The Final
　原作未読・予備知識なしなので、「最恐の敵との戦いを描く作品」と思い、出かけた。もちろんその認識は間違いではないのだが、全5作品のグランドフィナーレであることをやや見落としていた。
　最初から齋藤一はカッコいいし、途中から四乃森蒼紫（伊勢谷友介）、巻町操（土屋太鳳）、沢下条張（三浦涼介）も登場する。最後の最後で瀬田宗次郎（神木隆之介）までサプライズ的に登場する。蒼紫、張、宋次郎。みんな剣心に敗れた。死んではいないが、こんな形で登場するとは、予想外である。

　抜刀斎の頬に、まだ十字傷はあるのか
　傷がついたわけ、つけた人、剣心の過去が明かされる。薫が受けたのと同じ衝撃を、僕も感じることができた。
　剣心の命を狙う縁の思い。狙われることは止むなしする剣心。2人の最後の闘いにつながるものがたりの展開は、怒濤のごとくである。ラスト30分近くの闘いはすごいとしか書けない。剣心の逆刃刀は闘いの末、相手をあやめることなく．．．
　ここまでにしておこう。

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　次作のThe Beginingでシリーズ完結する。最終章だが、ものがたりの始まりを描くことになる。おそらく「あれが端緒なのか」「だから、そうなのか」と思わせてくれるだろう。

　文中敬称略