沢田の柿の「摘蕾・芽かき」の講習会を撮影
「世界遺産に登録される」、それ程ではないけれども我が館がある竜操地域にもたくさんの「良さ」、「魅力」が存在する。そうしたものを一つ一つ、カメラマンの山崎照夫先生を隊長とする「映像記録隊」のみなさんの手で、撮影について学びながら、併せて記録・保存して次世代へ継承していく取り組みを現在進めている。名付けて「竜操世間遺産登録」活動。今年から本格的に取り組んでいくこととしている。
その一つが、沢田の柿だ。100年以上の歴史を持つ「沢田の柿」は、実に甘く美味しい。それまで名前だけは聞いていたが、私が現在の勤務になって初めて食べることが出来た。なかなかスーパーなどの店頭には並ばない、まさにレアな品となっており、岡山市民のみなさんでも食べたことのない方が少なくない。
そんな沢田の柿を、11月の第三週の日曜日に開催される「沢田の柿まつり」
(今年のみは11月23日の日曜日・勤労感謝の日に開催される)をメインに、沢田の柿づくりの全てを撮影しようと現在挑戦している。
今日は「摘蕾と芽かきの講習会」ということで、山崎先生を先頭に撮影隊の面々も参加させていただいた。まずは、共同選果場で県の指導員の方々やJAのみなさんの指導・説明を受けて、現地での指導となった。蕾の小さいものは実になっても小さいので摘む、上向きなものも陽が当たるので摘む、また変形なものも摘む等を学び、現場で実際に摘蕾作業をされた。
驚いたが、たくさんついている蕾は三つくらいとし、最終的には葉っぱが25枚に柿の実を一つにされるとのことだった。それであの美味しい、そして大玉の柿となるのだそうだ。
ところで、今日の講習会の最後には幡多学区社会福祉協議会服部武志会長の、沢田の柿の100年の歴史のお話しを聞かせていただき、かつ100年前に植えられた柿の木を見せていただいた。そして、今年の収穫期には、厚かましくもその木からなった柿を食べさせていただく約束までした。感謝。
それにしても、今日のお天気の素晴らしいこと、まさに快晴であった。抜け目ような青空の下での撮影は、神様がくれたなによりのプレゼントだ。撮影隊としては、実に収穫の多い「摘蕾・芽かき」講習会の撮影であった。