橋下「行革」再考をと、「要りまっせ!ワッハ上方」の存続署名
上村吉弥丈主宰の「第四回 みよし会」公演は、大阪ワッハ上方の5Fホールで開催された。そう、橋下徹大阪府知事の「行革」方針により、存続の危機にさらされている施設だ。
この「ワッハ上方」の正式名称は、「大阪府立上方演芸資料館」で、「ワッハ上方」は通称である。館のパンフによると、「上方芸能(落語・漫才・講談・浪曲など)と上方喜劇に関する資料を収集・保存・研究・展示し、上方の演芸・喜劇に親しんでいただき、学習していただくことを目的として、平成8(1996)年11月オープン」とある。そしてこの「ワッハ上方」は、「YES・NAMBAビル」の4F~7Fにあり、道をはさんでお向かいには。吉本・「なんば・グランド花月」がある。
さて「ワッハ上方」は、まさに今、橋下「行革」のターゲットになっていることもあり、「要りまっせ!ワッハ上方」として「存続署名」が取り組まれていた。私も趣旨に賛同し、名前を書かせていただいた。
その署名用紙には、「『大阪文化の再発見と情報発信』を進める上での拠点施設」を目指すとの理念が書かれていて、、上方演芸の資料は約5万7千点も収蔵・展示され、「ワッハ上方」を始め3つあるホールの平均稼働率は92.1%にも達しているとある。まさに、現実に大きな役割を発揮していると考える。
こうした文化施設を赤字か黒字化で判断すべきではなく、どれだけ有効に機能しているかをしつかりと判断した後に、結論を出すべきだと考える。