278冊が並ぶ「岡山文庫」、まさに今を生きている「岡山の百科事典」だ
二泊三日の湯布院の旅から帰宅した。岡山駅へ到着して、そのまま会議に出席して、やっと自宅へ帰り入浴も終えた。留守中の郵便物など気になるが、とりあえずパソコンに向かった。湯布院での日々は何とも魅力的だったが、やはり自宅は心地いいし、岡山という地はステキだ。
その岡山を知るための最適のものがある。それが「岡山文庫」だ。私が現役の頃には、職場まで配達してくれていた。多分、職場には少なくない読者がいたのだろう。そして、退職した今では、発刊の度に二冊セットで郵便で送られてくる。
この「岡山文庫」について出版元の日本文教出版は、「歴史と発展をもつ、古くして新しい岡山県の全てを、写真と文でとらえ岡山県の百科事典として、『これさえあれば』といわれる注目必備の文庫」とPRしている。
さて、今回送られてきたのは、高畑富子著『赤磐きらり散策』と岡山民族学会編『岡山民族館 -民具100選-』の二冊だ。『岡山民族館 -民具100選-』によって、「岡山民族館」は「1962(昭和37)年に開館した野外博物館の一種で、池田動物園の園内にある」ことを初めて知った。いつか訪れてみたいものだ。
また、『赤磐きらり散策』には、永瀬清子を始めとする文学碑や文化財などが写真とともに紹介されている。私もいつか、その文学碑を訪れてみたいと考えている。私の場合には「いつか」であり、その「いつか」がほとんど訪れないのが切ない。
ところで、この「注目必備の岡山文庫」は全巻揃えている筈なのだが、不整理・乱雑きわまりない蔵書の管理であり、正直のところ不明である。いつか時間があれば、整理をして確認してみたいと考えるのだがいつのことになるのやら、だ。
いつものように、昨日も今日も、朝5時には目が覚めた。昨日お世話いただいたお宿は、以前に何度かお世話になったことのあり、心地よくすごせた。ただ入浴は6時からなので、それまで待った。
入浴をすませて、まずはJRが動いているかを確かめに由布院駅に行った。そして今日は動いていることをお聞きして、一安心した。
次には、亀の井別荘の天井桟敷に行けるがどうかを確かめに歩いた。これが大変だった。激しいぬかるみで、靴はドベドベになった。
歩くのを断念して、結局はタクシーで行った。その天井桟敷で、中谷健太郎さんと一時間半も語らいの時間が持てた。嬉しい時間だった。
今は、博多行きの特急の車内だ。