西村賢太の芥川賞受賞作を映画化した映画「苦役列車」、原作の感動は蘇らず
映画を観る場合、私的には「是非とも観よう」(例えば、今日大きなスクリーンで予告編で見た松たか子の「夢売るふたり」など)と思う作品と、「やはり観ておかねば」と思う二つに分かれる。今日観た映画「苦役列車」は後者だ。格別観たいとも思わなかったが、芥川賞受賞作の西村賢太著『苦役列車』にある種共感を覚え感動したので、一応観ておこうと思い出かけた。
この映画「苦役列車」は今週が二週目で、朝8時50分と18時50分の二回上映(今週の土曜日からの第三週は18時50分からの一回のみ)と悩ましい上映時間の設定となっている。そんなに多くの観客が見込めていないのだろう。
さて、映画では「友ナシ、金ナシ、女ナシ この愛すべきろくでナシ」と主人公北町貫多を性格づけている。私が原作から感じたのは人間丸出しのバイタリティあふれる北町貫多だった。森山未來の北町貫多には、どんな状況にあっても生きていくという人間のたくましさが少しだけ感じられなかった。
それにしても、脱退を表明したとは言え今超人気のAKB48のセンター・前田敦子にそこまでやらせるかと、少しだけ驚いた。そしてそれを演じきった前田敦子に女優魂を見た。
店主さんがダウンで不在の昨日の畠瀬本店、いるべき人がいないのは寂しい
何とも暑い日々が続く。所用もあり、昨日は畠瀬本店でランチ。今週の週替わりは、夏野菜カレーだった。暑い夏にぴったり、美味しくいただいた。畠瀬本店の週替わりメニューは、フェイスブックで知ることができる。
さて昨日お店に入ると、いつもの店主さんの笑顔がない。代わりに表にいたのは、いつもは調理場にいる弟さんだ。我が友人をして「とてもかっこいい」と言わしめた男性だ。女性客の多いお店であり、イケメン男性が表で接客もステキかも。
ただ、私的にはやはり店主さんの笑顔と出会いたいと思う。お客さんへの対応や心配りなど、若いのに何とも素晴らしい。年齢を倍ほども重ねている私など、足下にも寄れない。
さて、店主さんが不在の理由だが、どうも暑さのためにダウンされたようだ。今年は様々な場所でお店を発信されており、その疲れが出たのではと心配する。やはり、いるべき人がいるべき場所にいないといけない。寂しかった。
ところで、昨日の畠瀬本店には、私よりも年上であろう男性お二人が、来店されていた。「探してやってこられたと言われていた」と、お店の方に伺った。複数の男性のみのお客はとても珍しい。
ともあれこの暑さの中では、畠瀬本店はランチを楽しんだり14時からのカフェタイムに、新しくメニューに加わった白玉あんみつなどのスイーツとともにコーヒーを楽しむのに最適のお店の一つだ。みなさんも一度、愉しまれては如何。