納言師㈢素案
明日へと続く順路に
確たる矢印は無いから
その道すがらに
もしも、途惑いが生じたら・・
昨日へと傾れる階に
確証の高低はないから
その上り下りに
不足を感じたとしたら・・
正しい今日に出合うために
何かしらのパターンを
用心のために
用意しておくのは如何だろう
イノチの行先は誰にとっても
行方知れずの冷酷さだから
せめて、その標となる
些かのパターンを設えておくのは・・
さすれば、転ばぬ先の杖の如く
完全なる混迷からは
若しかしたら
抜け出せるかもしれない
けれど、そう言う素案も
妙案だと提言しても
実際の成り行きには
唯の、希望的観測の範疇かも知れぬが・・