全う
如何しても 詩句に昇華されなかった
言葉たちの 鬱憤が
衛星のように 頭内を巡航し
折を見て 燃焼を止めたり
契機を見い出しては 再噴射して
存在の全うを 図る
Homo sapiensも 多分
イノチの核を燃やし
行くべき己の星を目指して 燃焼する
誤って激突したり 見つけられずに彷徨ったり
もしかして
推力が尽きて消滅したり
ブラックホールに飲み込まれたり・・
運不運幸不幸の 多種多様の
それぞれの宿命を 全うしながら
R2 01/05 06:23:24