降って来るもの

写真と散文とぽえむ

今の今を

2020-01-28 15:29:59 | 詩19

      今の今を

 

いつでも

今の今 感じたことを

今の今 響いたことを

今の今 聴いたことを

今の今 触れたことを

今の今 摂ったことを

今の今 言伝ることを

kokoroのシャッターで書き取ってゆく

それから

memoを現像し

kotobaの棚から最適を選び

ひとつの形に組み込んでゆく

まるで熟達の印字工のように・・

 

ときどき誤字だったり

歪みだったり

文字の亀裂や欠損がでたり

字面の汚れも有るけれど

校正者は僕しかいないので

それ等の欠陥に容易に気付けないのだ

 

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誘惑の

2020-01-28 13:42:19 | 詩19

      誘惑の

 

僕が居なくなれば

当たり前の様に

詩魂を塗り込めた

此の二十余冊の僕も消える

 

有りの儘のそれで

多分正しい仕舞い方に違いないが

僕の情の一焔が淋しさで揺れる

せめて

生きて在った年月と日時の

ほんの一片の形や

ほんのひと欠片の匂いや

ほんのひと滴の愛の重さやを

傍に置いてくれるHITOを

傍に置いて

ひと塊りの仄かな気配を感じてくれるHITOを

見つけ出したくて

その度に僕は

誘惑の詩ko.to.ba.を引用するのだ

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納言師㈦

2020-01-28 07:18:11 | 詩19

      納言師㈦路草

 

半世紀以上の月日を費やして

何とか(今だ何とかの手応え・・)

思念をko.to.ba.に託せる様になった

(大甘の評価して、少しは・・だが)

文字数に魅かれて

(みそひと文字に溺れた)

随分と路草を食べたのは

きっと、必要な時間の量だった

(けれど、如何せん)

読む堆積が決定的に不足して

なかなか土台が固まらなかったのだ

今でも、不平不満と不安は

表裏一体に有るけれど

こんな風に円滑にペン先が走るのは

自分の器なりの

到達点には着いたのかも知れないと

自己査定をし

(まるで自画自賛と言うより他ないが・・)

日毎夜毎に降って来る彼是を

臆面もなく

ANATA方に掲げているという次第だ

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