降って来るもの

写真と散文とぽえむ

天秤

2020-01-29 14:54:42 | 詩19

      天秤

 

何故かしら定期的に

まるで

間欠泉のように

書きたい欲求が噴出してくる

 

それが詩であったり

随想や唯の散文であったり

偶に

三十一文字だったりする

そうして

大波小波の大波のように

稀には

anataへの手紙を書きたくもなる

 

いつ頃からかは

明瞭には語れないけど

僕は確かに病んでいる

けれど

その”書きたい病”の御蔭で

僕の日常の天秤は

左右均衡のバランスを保っていて

それは明確で間違いのないところだ

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日付

2020-01-29 05:15:40 | 詩19

      日付

 

日捲りのように

順列されるコトバたちは

日日に更新される

 

日捲りのように

イノチの鮮度は日日に更新され

その度明日を削られる

 

日捲りのように

其処に有ったものは無くなり

無かったものが其処に有る

 

日捲りのように

設えられた厚さと枚数が尽きると

並べて皆無になるのだ

 

あれは何事の月日だった?

介入していたのは誰?

ko.to.ba.を吐き出したのはyume?

 

日捲りのように

破られ捨てられ藻屑と消える

それぞれのinochiの日付よ

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