YAGATE
軈て書けなくなるから
否応なくその日は来るから
是非もなく
書ける時は遮二無二書く
書ける時は闇雲に書く
息も継がせぬほどに
手休めも拒否するほどに
言霊に取り憑かれた如く
役行者の一心不乱の如く
平凡の非凡を阿修羅の如く
軈て、見失うから
軈て、無に帰すから
僕が此処に居た一つの軌跡を
僕が此処で立てたひと波の揺らぎを
僕が此処で落とした一滴のこころsizukuを
僕が此処に確かに居たと
納得させるひと塊りのイノチの匂いを
YAGATE
軈て書けなくなるから
否応なくその日は来るから
是非もなく
書ける時は遮二無二書く
書ける時は闇雲に書く
息も継がせぬほどに
手休めも拒否するほどに
言霊に取り憑かれた如く
役行者の一心不乱の如く
平凡の非凡を阿修羅の如く
軈て、見失うから
軈て、無に帰すから
僕が此処に居た一つの軌跡を
僕が此処で立てたひと波の揺らぎを
僕が此処で落とした一滴のこころsizukuを
僕が此処に確かに居たと
納得させるひと塊りのイノチの匂いを