降って来るもの
ぐるっと一周、六十分過ぎても
出合わないことも有る
待ち受け心に設定しながら
六〇〇〇歩刻んでも
巡り合わない兆しも有る
どんなに石板を磨き
どんなにantennaを拡げ
全ての器官を
どんなに鋭敏に欹てても
有無の感覚の泡abukuも生じない
成り行きも有る
それは
意図できるものではないから
きっと
僕の「降って来るもの」は
得体の知れない塒から
happyのひとつの形のように
零れ落ちてくる
一個の幸運に違いない
降って来るもの
ぐるっと一周、六十分過ぎても
出合わないことも有る
待ち受け心に設定しながら
六〇〇〇歩刻んでも
巡り合わない兆しも有る
どんなに石板を磨き
どんなにantennaを拡げ
全ての器官を
どんなに鋭敏に欹てても
有無の感覚の泡abukuも生じない
成り行きも有る
それは
意図できるものではないから
きっと
僕の「降って来るもの」は
得体の知れない塒から
happyのひとつの形のように
零れ落ちてくる
一個の幸運に違いない
inochiの設計図を
何かの契機に
自分が起ちあがる存在であることを
紛れもなく
自分が歩行動物であることを
再認識するのは
未知を旅する開拓者としての
確固たる意識の確かさを知るのは
前へと進むために書く
inochiの製図の直截な線になる
何かのころ合いで
自分が前を向いているのかを
間違いなく知るのは
ただ未来を目指すpioneerで在ることを
再発見するのは
つまりは
選ばれたHomo sapiensとしての
生き様の正しさを認知するのは
inochiの設計図の基本線になる
それぞれの個がどんな風に生きても
ただ、生きて死ぬという事実に
些かの差異も無いけど
人として個人として
特定できる表札や名札を掲げ
胸を張り、夢中を闊歩し、哀楽を滴らせ
TOKIの間に間を謳歌して百年の足跡を残し
千年の想いを抱いて走り抜けたと
青史の一ページに一行を書き下せる
inochiの設計図を描いてゆきたい
R2 01/11 06:00:06 万甫