(事情があり ちょっとばかり要望?らしきものがあったりしたもので
2012年12月12日の記事の再掲です ゴメンナサイ)
昨日の 冬の東京で
目当ての研修会場まであと500mあたりの大通りを跨ぐ歩道橋
階段の途中に 落ち葉を敷いて 一人 老女が座っていた
集合時刻も迫っていたこともあり 急ぎ足だった私は
呼び止められたことを無視してその場を立ち去ろうとした
『・・百円 もらえない?・・』
という声にも 無視を続けたが
『・・できれば 二百・・円・・』と さも言いずらそうにしている気配に
思わず足を止めてしまい
“・・・まあ いろいろあるんだろうけど なんとか がんばってよ・・・”
と 二百円を彼女に手渡し 私は立ち去った
そのことが 彼女の人生にとってはなんら意味のない乏しい施しに
すぎなかったであろうことは分かっていながら
自分のその行為のせめて一割くらいは無意味ともいえないか などと
自分を収めつつ
≪彼女の過去を引っ剥がしてやりたいものだ≫
などと
涙をこらえながら 思ったりもしたのだった
こんなふうに あの出来事がメロドラマになってしまっているとすると
その理由は 昨年逝ってしまった母の面影の少しを彼女に見たため
かもしれない
昨日の 冬の東京での 話
母が逝って 一年と一〇日ほどが過ぎた
またもや 一年が過ぎ去ろうとしている師走に
今年の生業の痕跡を ふと 思い出したりしながら・・・・
再掲載してしまいました
ご容赦あれ