囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

評価はイマイチ? 映画「風立ちぬ」

2013-08-01 20:22:02 | 囲碁きちのつぶやき
友人から映画館の招待券をもらいました。
そこで、今話題の宮崎駿監督の「風立ちぬ」を見に行きました。平日にもかかわらす、今までにない入場者数でした。

私は、そもそもアニメ映画自身をあまり見ませんが、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」「「もののけ姫」は、話題性にに惹かれて見に行きました。しかし、いずれの作品もよく理解出来ませんでした。多分、私の頭が固いせいでしょう。

今回の「風立ちぬ」も大変な前評判ですので、見に行ってみました。
「千と千尋」とは違って、理解できないような映画ではありませんが、私の評価はイマイチでした。



堀辰雄の「風立ちぬ」と零戦開発者の堀越二郎ををミックスしたストーリーでしたが、どちらに主題があるのか曖昧な映画でした。

いろいろ違和感を覚える場面もありました。
冒頭、東京大震災の場面、それが観客に簡単にわかるとも思えません。特高の話が、急に出てきますが、その説明もなく、特高の役割を理解できる人は少ないと思います。主人公も、結婚相手も生活の苦労を思わせる場面がなく、当時の世相とかけ離れているような気がします。
特に違和感を覚えたのが、登場人物がやたらタバコを吸うのです。結核の人の前でタバコを吸うなどということは今の時代では考えられません。

宮崎監督は、純粋に優秀な飛行機を作ろう とする青年の意欲が、軍に利用されたと言いたいのでしょうが、その意図が、映画を見てもよく伝わってきませんでした。

宮崎監督は、所沢市在住で、憲法を守る 立場を鮮明にしました。
しかし、映画を見る限り、その意図がよく出ていないような気がして、残念です。

参考までにネットにあった解説をコピーしました。

チェック:宮崎駿監督がゼロ戦の設計者・堀越二郎と作家の堀辰雄をモデルに、1930年代の日本で飛行機作りに情熱を傾けた青年の姿を描くアニメ。美しい飛行機を製作したいという夢を抱く青年が成し遂げたゼロ戦の誕生、そして青年と少女との出会いと別れをつづる。主人公の声には『エヴァンゲリオン』シリーズなどの庵野秀明監督を抜てき。ほかに、瀧本美織や西島秀俊、野村萬斎などが声優として参加する。希代の飛行機を作った青年の生きざまと共に、大正から昭和の社会の様子や日本の原風景にも注目。

ストーリー:大正から昭和にかけての日本。戦争や大震災、世界恐慌による不景気により、世間は閉塞感に覆われていた。航空機の設計者である堀越二郎はイタリア人飛行機製作者カプローニを尊敬し、いつか美しい飛行機を作り上げたいという野心を抱いていた。関東大震災のさなか汽車で出会った菜穂子とある日再会。二人は恋に落ちるが、菜穂子が結核にかかってしまう。
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