囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

「はだしのゲン」を閲覧制限?

2013-08-22 21:31:11 | 囲碁きちのつぶやき
まず、毎日新聞の記事です。

はだしのゲン:「閉架必要なし」16校 松江市教委調査

毎日新聞 2013年08月22日 

 松江市教委が故中沢啓治さんの漫画「はだしのゲン」の閲覧制限を全小中学校に求めている問題で、5人の市教育委員による定例会議が22日、松江市役所であった。当時の教育長(教育委員)と事務局が閲覧制限を求めることを独自に判断しており、事務局が経緯を初めて説明。委員からは手続きへの批判も出たが、制限措置を継続するかは26日の次回会議でさらに検討する。

 会議には、内藤富夫委員長、清水伸夫教育長ら全員が出席。事務局の説明に対し、委員からは「異例の案件であり、教育委員会に相談があっていいのではないか」などの意見が出た。また、事務局は問題発覚後、全49小中学校長を対象に実施したアンケート結果も報告。資料によると、1小学校で現在もゲンの閲覧、貸し出しができる状況だが、他の48校では閲覧ができないか、蔵書がない。

 前教育長らは昨年12月の校長会でゲンを教師の許可なく閲覧できない閉架とするよう求めた。全校に改めて意見を聞いたところ、「閉架の必要性はない」が16校、「再検討するべきだ」が8校、「閉架の必要性はあり」が5校、「その他・記載なし」が20校だった。【曽根田和久】



この写真は、先日の所沢・平和のための戦争展のビデオコーナーで「はだしのゲン」のアニメに見入る小学生たちです。
こどもたちは、「はだしのゲン」を通して戦争の、そして原爆被害の実態を知ります。



同じく、「はだしのゲン」を親子で見ているところです。

私は、「過激な描写があるから、はだしのゲン を小中学生に見せない」と言う松江市教育委員会のやり方はおかしいと思います。「過激描写」の原因が、「原爆」にあるのですから、教育委員会は「原爆」や、それにつながる「戦争」をこそなくすよう啓蒙すべきだと思います。


このブログに時々、コメントをくれる中学生のコメントです。


今日は夏休み (翔太です)2013-08-22 16:05:13

囲碁きちおじさん、お元気ですか。僕も元気です。
(中略) 昨日夕方に学校の図書館に行ったら「はだしのゲン」がおいてありました。図書館の先生に「これ、他の県で貸し出しストップなんでしょう」と話したら、「よく知ってるね。ここは大丈夫、閲覧も貸し出しもします」とのことでした。四年の時に初めて読んでショックだったけど、大人の人が勝手に「見るな」とか「読むな」とかの方がショックだし、おかしいと思います。おじさんはどう思いますか。同じ塾に妹も通い始めて、ちょっとイラッとくるけど「はだしのゲン」のことは話しました。妹もおんなじ考えでした。


大人、それも学校の先生が、勝手に「見るな」「読むな」と決めてしまうのがおかしい と言う翔太さんの考えの方が正しいと思います。

みなさんはどう考えますか?







コメント (6)
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