内部告発本？「原発ホワイトアウト」

原発ホワイトアウト　という本が話題をよんでいるようです。私は、もちろん読んでいません。
東京新聞にこんな記事がありました。



　それによると、現職のキヤリア官僚が、「覆面」で書いたもののようです。
　内容は、原発をめぐる 経産省、電力会社、国会議員の三位一体ぶりを暴いているとのこと。
落選中の国会議員を大学の客員教授にして、生活保障と名誉を与えて、国会議員になったときは、電力会社のために意のままに働かせる。
それも、与野党たがわずのようだから恐ろしい。

　この本を読むと、「原発再稼働」の企みがいかに巧妙で、綿密かがわかるようです。

　でも、この本のことを今度の「特別秘密保護法」に当てはめるとどうなるのでしょう。
　内部告発した「覆面のキャリアー官僚」は、当然有罪です。その官僚に、飲み会その他で情報を提供した同僚の官僚も有罪です。その覆面官僚に接して取材した東京新聞の記者も有罪です。その上、そのことを理由に東京新聞がガサ入れ＝家宅捜索を受けるかもしれません。
これが「特別秘密保護法」の狙いだと思います。

　原発事故をめぐるすべてのことが国民の目に触れられなくなります。同じように、自衛隊の装備や配置、米軍基地の問題、TPPの交渉内容などもすべて国民の目に届かなくなるような気がします。

　本当に恐ろしいことです。あの「大本営発表」以外は何も知らせれなかった時代に逆戻りです。
　そんな時代に戻さないために、いまこそみんなで手を携えて、天下の悪法を葬り去りましょう。