囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

冬の宗谷岬

2014-03-01 09:22:54 | 旅行
昨夜11時過ぎ、何となくNHKテレビを見ていたら、定点で昨年末の宗谷岬の72時間を追った番組を放映していました。
改めて、新聞の番組表を見ると「日本で一番北のバス停、吹雪のなかに誰が来る?」とありました。



これが一番北のバス停だそうです。

私には宗谷岬に思い出があります。一昨年6月、金婚記念と言うことで連れ合いと利尻・礼文に行き、最後に回ったのが宗谷岬でした。二人の人生行路を振り返るように、最果ての海を飽くことなく眺めていました。
そんなこともあり、テレビを最後まで見てしまいました。

宗谷岬は、冬から春4月までは、お土産物屋さんも民宿も、来るお客さんがいないということで営業していないそうです。

でも、大晦日だけは、ここで新年を迎えようという人たちが全国から集まるそうです。



カウントダウンをして、新年を迎えた人たちです。

こんな最果ての地まで来た人たちに温かい鍋をふるまうボランティアのひと、ここに来た人たちに「どんな動機や気持ちで来たか」記者がインタビューしています。
動機は様々ですが、人生の一区切り、踏ん張りをつけるためなど非日常の世界を体験してみたいという方が多かったように思います。



2014年元旦を迎えた宗谷岬です。初日の出は雲の中で顔を出さず、海は大荒れです。
そんな光景を瞼に収めて、来訪者は一人、また一人と宗谷岬を離れて行きました。
行く先は、現実の厳しい生活が待つ自分・自分の街です。この人たちに新しい年が、どんなことが待っていつのか 余韻の残る番組でした。

雨模様の今日は、この地を思い出しながらアコーディオンで、ダ・カーポの「宗谷岬」を練習してみようと思います。

誰でもが悩みや願いを胸に秘め真冬の海に集う宗谷岬
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