「暑さ、寒さも彼岸まで」とは、よく言ったもので、彼岸の入り前日の今日は、異常な暖かさでした。
都内に住む長男から「今日、行きます」と電話がありました。消費税引き上げ前で仕事が忙しく、お彼岸には行けそうもないので、今日お墓参りに行くのが理由のでようでした。
ひとが集まれば喜ぶ94歳の母親はとても嬉しそうでした。
近くに住む私の長女一家にも声をかけて、急きょ、夕方、家族が集まることになりました。
いとこ同士が身長を比べたり、よれば他愛のない話ばかりでした。
飲んだり、子どもの近況などを話していると、長女が「今日は大おじいさんの誕生日なのだから集まったのではないの?」と言いました。
すると、母親が「今日はおじいさんの誕生日で、生きていれば、102歳になります」と即座に言いました。私は、父親が3月生まれだったことは辛うじて記憶にありますが、今日が誕生日で、その上、102歳になることなど全く気が回りませんでした。
それが発端で、大おじいさんの思い出話に花が咲きました。子煩悩だっただけに、孫(大おじいさんからすればひ孫)たちもいろいろ思い出を話しました。
「自転車乗りを教わった」「いつもひざの間に抱いてもらっていた」など思い出話が続きました。連れ合いが、高齢でかなり体が弱ったころ、ひ孫の子守で一緒に体を動かしているうちにすっかり元気になったことなどを披露しました。そんな話を母親はうれしそうに聞いていました。
私は、彼岸前に家族がなんとなく集まったとばかり思っていましたが、みんなは大おじいさんの誕生日だということを知っていたようでした。長男として恥ずかしい思いをしました。反省。
彼岸前思い出話に花が咲く故人の写真を目の前にして
都内に住む長男から「今日、行きます」と電話がありました。消費税引き上げ前で仕事が忙しく、お彼岸には行けそうもないので、今日お墓参りに行くのが理由のでようでした。
ひとが集まれば喜ぶ94歳の母親はとても嬉しそうでした。
近くに住む私の長女一家にも声をかけて、急きょ、夕方、家族が集まることになりました。
いとこ同士が身長を比べたり、よれば他愛のない話ばかりでした。
飲んだり、子どもの近況などを話していると、長女が「今日は大おじいさんの誕生日なのだから集まったのではないの?」と言いました。
すると、母親が「今日はおじいさんの誕生日で、生きていれば、102歳になります」と即座に言いました。私は、父親が3月生まれだったことは辛うじて記憶にありますが、今日が誕生日で、その上、102歳になることなど全く気が回りませんでした。
それが発端で、大おじいさんの思い出話に花が咲きました。子煩悩だっただけに、孫(大おじいさんからすればひ孫)たちもいろいろ思い出を話しました。
「自転車乗りを教わった」「いつもひざの間に抱いてもらっていた」など思い出話が続きました。連れ合いが、高齢でかなり体が弱ったころ、ひ孫の子守で一緒に体を動かしているうちにすっかり元気になったことなどを披露しました。そんな話を母親はうれしそうに聞いていました。
私は、彼岸前に家族がなんとなく集まったとばかり思っていましたが、みんなは大おじいさんの誕生日だということを知っていたようでした。長男として恥ずかしい思いをしました。反省。
彼岸前思い出話に花が咲く故人の写真を目の前にして