囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

ロシアのお土産マトリョーシカ

2015-08-02 16:33:18 | 日記
従兄弟違いのSさんから、ロシアのお土産をいただきました。Sさんは、仕事の関係でモスクワに駐在していましたが、その任が終わり、先日帰国しました。そのお土産として送られてきたのが、マトリョーシカなどでした。



ロシアの民芸品「マトリョーシカ」は、ロシアのお土産の定番のようです。入れ子が10個も入っており、ひとつひとつ手作りのようですから、同じものは存在しないそうです。マトリョーシカを開けると中からおオガ屑が出てきました。日本なら、出来上がった後きれいに掃除するのでしょうが、やはり、ロシアは大陸で、細かいことにあまりこだわらないようです。

その他に、クルミの実入りの蜂蜜、手作りのなべ敷きも入っていました。

孫娘に箱を開けてもらい、とても喜んだ私の母親は、直ちにSさんにお礼の電話をしていました。



このマトリョーシカのルーツは日本のようです。マトリョーシカの歴史は、それほど古くなく、まだ100年ほどなのようです。

注目されたのは、1900年のパリ万博で出展されたことがきっかけですが、日本ではもっと昔から「入れ子人形」というモノが存在し、箱根の名産品だった七福神の入れ子人形をロシア人が持ち帰ったことが始まりとの説が有力です。



日本の七福神の入れ子人形は、今でもモスクワ郊外のザゴルスク玩具博物館に展示されているそうです。これこそが、マトリョーシカのルーツは日本であるというのが根拠のようです。

私は、マトリョーシカも知っていたし、箱根の寄木細工は知っていました。しかし、「入れ子人形の」事は知りませんでした。人形の中からまた人形が出てくるところから、子孫繁栄の願いを込めて作られてきたようです。

ロシアのお土産から思いがけないことを知りました。Sさん、ありがとうございました。
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