(写真は、日刊デンダイ から)
世論の反対を無視して川内原発1号機が11日再稼働しました。安倍首相は、「原発は何より安全を優先させる」と口にし、「世界一厳しい審査基準」と誇らしげに述べて、全国で原発再稼働を推し進めようとしています。これこそ、新たな「安全神話」の始まりです。
しかし、連日、異常な暑さが続く中、政府は「熱中症予防のため、適宜、冷房の活用を!」と繰り返し呼び掛けています。この猛暑でも電力は余っています。なぜ、今、原発再稼働なのか、私には理解できません。
私は、「さよなら原発」が一日でも遅れれば、日本の再生可能エネルギーへの切り替えが、それだけ遅くなると思います。現に、ソーラーシステムへの切り替えも、一時のトーンから大きく下がっています。原発を再稼働すれば、核廃棄物がドンドン増えて、トイレなきマンションから汚物が外界に垂れ流しになります。
福島の原発事故の後始末も出来ていない中での、原発再稼働にはどう考えても反対です。
ことの本質を、「東京新聞」のコラムの欄でルポライターの鎌田 慧さんがこう書いていました。
『前文略 ・・・。 原発が喧伝してきた安全、安価、安定のウソは、すべて破綻した。まだ、原発にかじりついているのは、電気メーカーと電力会社などの関連業界、そこから金銭的、政治的利益を得ている政治家たち。いまや少数だ。いのちをカネに換える、バチあたたちに、未来はない。』
私も同感です。
これからも、原発からの脱却に力を注がねばと決意しました。