来年も、平和のバトンをつなごう！

２０１５・所沢　平和のための戦争展が終わり、実行委員のみなさんでその反省会をしました。
今年のメインタイトルは、「戦後70年　平和のバトンをつなぐ」でした。



3日間の会期中に、延７４０人の方が見に来てくれました。開催時期が、８月１４日～１６日　とお盆の最中であったことが、例年より入場者が少なかった原因になったようです。

入場された方に配布したしおりの最初のページです。



敗戦当時の所沢の人口が４５，０００人程でした。その一割の４，５００人程の若者が徴兵で戦地に赴きました。その３割弱の１，３１１人が戦死しました。戦死した若者の平均年齢は　２６．８歳だったそうです。

敗戦当時、所沢の軍事施設などに関する資料の多くが焼却され、そこに働いていた人にも「他言するな！」と箝口令が敷かれました。そんなこともあり、所沢の戦争に関する資料は、市役所自体もあまり把握していないのが現状です。

今年の戦争展は、第２８回でした。１回から２８回のメインテーマを描いたのが下段です。曲がりなりにも、２８年間続けられたことに実行委員会は誇りをもっています。いろいろの方の尽力で、小さな戦争展が続けられてきました。

戦争の実相を、草の根から掘り起し、戦争の愚かさを語りついでゆく役割をいくらかでも果たしていると思います。

そんな思いから、「平和のバトン」を来年もつないで行くことを確認した、戦争展の反省会でした。