安倍政権は、新聞報道によると北方領土問題でのロシアとの交渉を加速させるために、年明けから具体的に動き始めていると言われています。そのために、河野外相がロシア外相と会談していると報じられました。
日露領土問題で安倍首相は、歯舞、色丹の2島返還で「平和条約を」を結ぶ考えのようです。
領土問題はどの国でも難しい問題で北方領土の問題をどう解決すべきか、歴史的な経緯もよく勉強していないので、私にはよくわかりません。
でも、私には、「2島返還」で「平和条約を結び」、その後の北方領土返還への道筋をつけたいという考えがうまく行くようには思えません。
2島のうちのひとつ、色丹島の面積を調べてみました。
面積が、251K㎡で、鹿児島県の徳之島と同じくらいのようです。
この島を日本に返還した後、この島に米軍が駐留するようなことがあるとすれば、ロシアからすれば返す気にならないだろうと思います。
アベ政権は、「日米安保を益々深化させ、自衛隊と米軍との一体化」を強めています。私が考えても、このような状況では、日露領土問題の前進は望めないと思います。
少なくても、どの国との外交問題も日本の憲法、なかんずく憲法9条の精神を堅持する姿勢が必要だと思います。その姿勢が欠如しているからこそ、アベ首相の進める外交はアチコチでギクシャクしていると思えてなりません。
問われているのは、領土問題解決の向けての、安倍内閣の政治姿勢だと思います。