今朝、6時過ぎから偶然に、NHKの「目撃にっぽん」という番組を見ました。
沖縄・辺野古の街の現地を取材したドキュメンタリー番組でした。
NHKの記者が取材のために4ヶ月沖縄の辺野古に住んで、見えてきた現地の方々の本音だと言います。記者は、辺野古基地建設に反対の方、基地建設容認の方、双方を取材していました。
この番組を見た方のツイッターのひとつです。
『こんなに静かな農村に、基地というものは、戦争と同じ、もしくはそれ以上の心の傷や、悩みの種を植え付けてしまったんだろうな。なぜ苦しむのが疲弊するのが国民だけなのか?この特集はたくさんの人に知ってほしい。』
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反対運動を続けて来た方が示した昔の写真です。
運動が盛り上がったころの写真で、20年前だそうです。
国の強引な建設強行に、「国策だから・・・」逆らっても、と一人減り二人へり、組織を解散した時の写真だそうです。
反対を叫び続けてきた方々の苦悩が浮かび上がります。
基地建設が自分たちにとって良いことだとは思わない はすべての方の認識です。
でも、「国が興策として建設を強行している以上、逆らえないのではないか・・・」が本音のようです。
結局、「工事を止められない以上、条件をつけて容認せざるをえない」これが容認する人々の気持ちです。
実際に海に土砂が投入されるのを見て、こんな本音も語っています。
「土砂が投入されると言う時期になっても、保障もない」と怒っています。国は、容認派には「個別保障」の餌をぶら下げ続けています。
しかも、直近に開かれた防衛施設庁の説明会でも
「区民の方に還元できるような施策を検討する」と個別保障の餌をこれからもぶら下げ続けるようです。容認派は、それでも、「今後を見守る」と国の施策に期待せざるを得ないと言っていました。
大綱引きの祭りの時ぐらいは、基地の問題は考えるのをやめようと、容認、反対双方の区民が集ったそうです。
そして、地元の方は、反対、容認双方の方とも「海を見たくない」と言っていました。
現実に、美しい海が土砂で埋め建てられる時、そんな海を「もう見たくない」と言うのが偽らざる心情でしょう。
妻からも「まだ続けるの・・・」と言われながらも高校生たち現地見学者者に基地反対を語りかける人、容認派も反対はもいづれも、国策に翻弄せれる人々の苦悩がにじみ出ています。
でも、私は、よその国に兵を送り、無謀な戦争を仕掛け、最後は沖縄の人々を巻き込んだ地上戦をやらされたのも、「国策だった」ことを忘れません。
そんなバカげた国策を二度と起こさないためにも為政者のやることをキチンとチエックしてゆく必要があると思いました。
辺野古基地建設賛成・反対・あるいは無関心の人も含め、ぜひ、みんなで見て、みんなで考えてみたい「目撃にっぽん」の番組でした。