能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

関西と能率 能率を育てあげた街・・・大阪で能率学者上野陽一、ブレーク!

2011年03月09日 | マネジメント

今日、大阪に出張してきました。

大阪では、エスカレータは右側に立ち左側を空けます。

うどん屋に入ると「ネギ多め」、カレー屋に入ると「ルー大盛り」・・・といった食へのこだわりが垣間見れます。

さすがの「日本の台所」「食い倒れ」の街です。

個人的には大好きな都市です。

映画「ブレードランナー」を彷彿させる興味深い街です。


実は、日本の産業能率史において、大阪、京都を中心とする関西地方は、重要な役割を果たしました。

1920年、東京の小林商店(現ライオン株式会社)の歯磨き粉工場で能率技師・能率学者の上野陽一(1883~1957)により行われた能率指導は一定の成果を残しました。

その後、能率運動の重心は関西に移ります。

当時、大手化粧品メーカーであった中山太陽堂においてクリーム工場の工程改善に上野が参画、これまた能率の改善成果を創出します。

これを基点として、関西において上野陽一を中心とした能率の研究会が発足するのです。

ここに関西の財界人や官界等から能率研究に熱心な人たちが参集、能率普及に大きなうねりを創り出します。

当時、日本産業能率研究所の所長であった上野は、帝都東京よりも関西において熱烈歓迎となるに至ったのです。

そういえば、関西には、東証一部上場のノーリツさんという会社もありますね。


帰りは、新大阪駅の在来線の立ち食いうどんで、かけうどんを食して帰りました。

店に入ると食券を買うのですが、その際に食券売場から調理場まではマイク、スピーカーを通じて伝えられます。

待つこと11秒でうどんが出てきました。

食券売り場でオーダーする際に、「ネギ多め!」とオーダーすると、料金そのままで、地元ネイティブ、ロコになった気分を味わえます。

ここのうどん、本当に美味です。

やはり、大阪は、「能率」を重んじる町です。


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