岡本太郎(1911~1996)は、日本の芸術史の中でも独特なカテゴリーを築き上げた天才芸術家。
CFで「芸術は爆発だ!」と、両手を広げて世界に叫ぶ岡本太郎さんの姿は、今でも目に焼き付いています。
シュールレアリズム、抽象芸術、古代縄文文化、沖縄芸術への着目、そして1970年日本万国博覧会の太陽の塔・・・。
プレイボーイ、フェミニストでありながら生涯独身、スキーの技術はプロ並み、ピアノの腕も一流・・・。
そして、岡本太郎さんの著作物からは、作品以上とも思えるパワーをもらえます。
まさに日本のミケランジェロです。
岡本太郎さんのアトリエだった青山の自宅が、岡本太郎記念館として開設されています。
骨董通りの路地を入ったところにある元アトリエは、一種独特なパワーを感じさせる何かがあります。
子供の頃から相当な異端児、ヤンチャ(今でいう問題児)だったようで、小学校を1年で退学しています。
そこには、太郎を愛してやまなかった父岡本一平、母かの子の存在があったように思います。
厳しい教育指導や渡仏・・・その中から天才岡本太郎が誕生したのです。
青山、表参道を訪れた際に、ぜひとも見ていただきたいアートの秘密基地です。