74年前の8月6日午前8時15分、広島の街の上空で原子爆弾が炸裂しました。
テニアン島を飛び立ったB29エノラゲイ号から投下されたリトルボーイ。
瞬時に14万人の命を奪い、その放射能を浴びた人たちは苦しみ続け、原爆死没者は31万人を超えています。
先日、学生と話していた時、彼は言いました。
「原爆が落ちた」・・・と。
大人げなく、つい反応してしまいました。
「落ちた」のではなく、「落とされた」のだ!
月曜日の朝、仕事や学校に出かけて行った人たち・・・本当に無念だったと思います。
今年も8時15分の時報に合わせデスクの横で1分間の黙祷を捧げました。
世界には、地球を何回も破壊出来る核兵器が存在しています。
人類とは、なんて愚かな生き物なのかと嘆息します。
広島の人間として、決して素通りすることの出来ない8月6日。
オバマ米国大統領が訪れて以降、インバウンドの外国人が急増しています。
平和公園は、今、外国人の方が多い状況です。
秋には、ローマ法皇もお越しになるとのこと。
ヒロシマで起きたことを、後世に伝えていかなければなりません。
そして、自分自身が出来ることをやっていかなければなりません。
今、広島は祈りの一日を迎えています。