TSUNAGU広島2024。
広島の経済界を活性化するために、広島銀行、マツダ、中国新聞社が開催した経済イベント。
広島の中心部・グリーンアリーナで開催されました。
広島の経済圏を盛り上げるために、チカラが入っています。
地場企業の取り組みやスタートアップ企業のブース紹介など、今までなかったような大規模な経済イベントでした。
広島の底力・・・期待が持てます。
その中で、ツナグ広島2024でソニー平井一夫元CEOのリーダーシップ論の講演を聞いてきました。
世界のソニー・・・そのトップだった方のお話は迫力がありました。
平井さんは、傍流だったCBSソニーに入社。
そこからプレステの大成功などの実績を上げて、トップまで昇りました。
業績を急回復させ、ソニーの中興の祖と言える存在です。
現在のSONYのパーパス経営は「感動を創る」こと。
ソニー Sony’s Purpose (存在意義) 2024 | 公式動画 (youtube.com)
平井元CEOが「感動」コンセプトのベースを作られたんですね。
講演タイトルは、「モチベーショナル・リーダーシップ」。
社員のやる気を高めるためのリーダーシップ論です。
平井元CEOは、モチベーショナル・リーダーシップには5つの条件が必要であると力説されていました。
モチベーショナル・リーダーシップ5つの条件
1.正しい人間になる 傾聴、公正、EQ(人格・心の知能指数)を高める リスペクトされること
2.高いIQを持ったマネジメントチームを組成する
3.パーパス(P)、ミッション(M)、ビジョン(V)、バリュー(V)を定義する・・・全社、部門、個人の順番で
4.戦略立案
5.現場に行く
また、現場に行く際の注意点、ポイントについて力説されていました。
- トップ自らが現場で説明する
- ハートから語りかける 棒読みは×
- プラス面だけでなくマイナス面も語る 3対7の割合で
- ライブの質疑応答の時間を十分とる
- 人間と人間の対応を重視する
平井さんの重視するリーダーショップは、「筋書きのないインタラクティブなリーダーシップ」。
プラス思考で、人間関係を重視し、人間は弱い存在であるという前提に立ち、「勇気と自信」を持ってメンバーを引っ張っていくこと。
「分からないから、教えて」と聞く。
「あなたのアイデアが最高」と褒める。
「ごめんなさい、間違えました」と素直に答えること。
「アジェンダの順番は正しい優先順位」にすること。
なるほど。
メンバーは、常に上を見ています。
現場目線のリーダーシップが組織を強くします。
勉強になりました。
ありがとうございました。