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マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

ツナグ広島2024でソニー平井一夫元CEOのリーダーシップ論を聞いてきました・・・ヒロシマ・オープンイノベーションカンファレンス

2024年11月22日 | マーケティング

TSUNAGU広島2024

広島の経済界を活性化するために、広島銀行、マツダ、中国新聞社が開催した経済イベント。

広島の中心部・グリーンアリーナで開催されました。

広島の経済圏を盛り上げるために、チカラが入っています。

地場企業の取り組みやスタートアップ企業のブース紹介など、今までなかったような大規模な経済イベントでした。

広島の底力・・・期待が持てます。

その中で、ツナグ広島2024でソニー平井一夫元CEOのリーダーシップ論の講演を聞いてきました。

世界のソニー・・・そのトップだった方のお話は迫力がありました。

平井さんは、傍流だったCBSソニーに入社。

そこからプレステの大成功などの実績を上げて、トップまで昇りました。

業績を急回復させ、ソニーの中興の祖と言える存在です。

現在のSONYのパーパス経営は「感動を創る」こと。

ソニー  Sony’s Purpose (存在意義) 2024 | 公式動画 (youtube.com)

平井元CEOが「感動」コンセプトのベースを作られたんですね。

講演タイトルは、「モチベーショナル・リーダーシップ」。

社員のやる気を高めるためのリーダーシップ論です。

平井元CEOは、モチベーショナル・リーダーシップには5つの条件が必要であると力説されていました。

モチベーショナル・リーダーシップ5つの条件

1.正しい人間になる 傾聴、公正、EQ(人格・心の知能指数)を高める リスペクトされること

2.高いIQを持ったマネジメントチームを組成する

3.パーパス(P)、ミッション(M)、ビジョン(V)、バリュー(V)を定義する・・・全社、部門、個人の順番で

4.戦略立案

5.現場に行く

また、現場に行く際の注意点、ポイントについて力説されていました。

  • トップ自らが現場で説明する
  • ハートから語りかける 棒読みは×
  • プラス面だけでなくマイナス面も語る 3対7の割合で
  • ライブの質疑応答の時間を十分とる
  • 人間と人間の対応を重視する

平井さんの重視するリーダーショップは、「筋書きのないインタラクティブなリーダーシップ」。

プラス思考で、人間関係を重視し、人間は弱い存在であるという前提に立ち、「勇気と自信」を持ってメンバーを引っ張っていくこと。

「分からないから、教えて」と聞く。

「あなたのアイデアが最高」と褒める。

「ごめんなさい、間違えました」と素直に答えること。

「アジェンダの順番は正しい優先順位」にすること。

なるほど。

メンバーは、常に上を見ています。

現場目線のリーダーシップが組織を強くします。

勉強になりました。

ありがとうございました。


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