能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

シルバー人材センターの広告を見て想うこと・・・定年は60歳?65歳?70歳?人生100年時代の高齢者の働き方

2021年02月28日 | マネジメント

入社の時には、60歳定年というのが約束だったのに、いつの間にか65歳に・・・。

そして、高年齢者雇用安定法の改正により、いつの間にか企業には定年70歳の努力義務が課されました。

年金の受給年齢も、基本65歳。

もともとは60歳で受給権が発生するわけで、現在の59歳未満の人は厚生年金の被保険者は500万円~800万円程度は損していることになります。

この不利益変更は、フランスやイタリア、スペインであれば大暴動が起こり、街では車をひっくり返して火をつけられるということになると思います。

民度の高い日本人・・・少子高齢化による国家の危機に対し、年金受給の先送りという痛みを受け入れました。

 

友人は、60歳で隠居する!と言って本当に仕事を辞めました。

でも、SNSの更新もないのでメールしてみると、「暇で、ヒマで・・・」という回答。

「サラリーマンには、もう飽きた、社畜からはもう卒業」と言って辞めたのに、趣味のゴルフだけの生活にも飽きたとのこと・・・笑。

どうなんでしょうかねえ。

米国や英国では年齢での差別が法で禁止されており、何歳だから定年ということはありません。自分の意思で自分の定年を決める・・・彼の生き様も当然にありだと思います。

シルバー人材センターは、国、都道府県知事の指定した公益法人。

60歳以上の高齢者に対して、臨時的、短期的な就業(月10日程度)、軽易な業務(週20時間)を確保、提供するミッションを有しています。

平成28年の高齢者雇用安定法の改正により、週40時間までの業務の提供が可能になりました。

これは、もうフルタイム就業ですね。

 

個人的には、働くことが出来るまで働くのが、やっぱりいいんじゃないかと思います。

体力面、モチベーション面、知識更新面などが続く限りは、働く・・・。

個人差があるので何とも言えないのですが、身体を壊さない程度の負荷と刺激がある仕事がいいと思います。

100歳の経営コンサルタントがいても、いいような気がします。

犬や牛、馬などの働く動物は、動けなくなった時が死ぬ時・・・。

社会との接点、人とのコミュニケーション・・・。

現代社会は、多くの場合、組織の中、人との関わりの中で働くわけで、喜怒哀楽・・・いろいろな事があります。

でも、やっぱり、社会的動物である人の群れの中で「はた(まわり)を、楽にしていく=働く」ことの意味は大きいと思います。

明るく、楽しく働くことが出来れば、人は幸せだと思います。

さてと、やり残した今週の仕事を片付けるとしますか(笑)。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サンフレッチェ広島、開幕!... | トップ | ご近所のお寺に咲いている華... »
最新の画像もっと見る