物価が上がっています。
ロシアのウクライナ侵攻、脱炭素の進展、サプライチェーン混乱・・・。
さらには円安の急進、長期的なトレンドの人口減少、少子高齢化・・・。
賃金は上がらず、景気も停滞、物価の高騰・・・。
最近では、「悪い円安」と言う言葉がニュースに出てきます。
このまま日本は、景気減速、インフレというスタグフレーションに突入していくのでしょうか?
日経ビジネス2022.5.16号の特集は、「絶望物価 負のスパイラルが始まった」。
「立ち食いそば1000円に現実味」というショッキングな見出しで始まります。
Contents
Part1 メーカーは悲鳴、家計に重圧 日本経済むしばむ「悪い物価上昇」
Part2 値上げ回避、我慢くらべ メーカー苦渋の決断
Part3 「上げない努力」より「上げる工夫」 納得生む「価格術」
Part4 かつて「石油危機」が日本を変えた 苦難が育む突破力 新ヒジネスのバネに
今年の物価上昇で家計に年間約8万円の負担増となる予測。
食用油 14%アップ
冷凍ギョーザ 7%アップ
洗剤 6%アップ
食パン 6%アップ
小麦粉 4%アップ
しょうゆ 4%アップ
卵 3%アップ
トイレットペーパー 3%アップ
企業の利益が過去最高という経済ニュースとともに、値上げのニュースも毎日のように出ています。
これからは、紙おむつ、乳製品、お菓子などの値上げがあります。
ガソリン価格の高止まりも続いています。
何だかなあという感じです。
一般庶民としては、まずは節約なんでしょうね。
でも、節約、節約では生活の彩りがなくなりますし、また経済も回りません。
自分の価値観に基づいて、節約するところと自分に投資するための消費に分けて考えた方が良いかもしれません。
働いて給与を稼ぐ、副業をする、自営して報酬を獲得することを前提に、ドルコスト平均法による国際的なインデックスファンドへの投資も並行していかなければならないと考えています。
確かに、現在の日本は「絶望物価」。
ウクライナの戦争の影響は、半年後から1年後に世界経済に更なる悪影響をもたらすという予測もあります。
ただ、日本の歴史を考えると、狂乱物価を知恵と工夫で乗り越えてきました。
1970年代の石油ショックやドルショックによって打撃を受けた日本企業は、これを機に、体力的、財務的により強くなってきました。
半世紀前にやったことを日本人、日本企業はもう一度やらなければなりません。
会社も個人も、今回の物価高騰をピンチ、危機だととらえるだけではなく、ビジネスチャンス、自己実現のチャンスとしていかなければなりません。
商品やサービスの高付加価値化、イノベーションの実現、価格ミックス、粗利ミックスなどを試していかなければなりません。
個人としては、新しい自分を見つけるために、自己実現するための機会ととらえ、学び実践していかなければならないと考えています。
がんばろう!ニッポン