中村ミナトさん・・・はじめて聞いたジュエリーデザイナーです。
美大彫刻科を卒業後、ジュエリー作品を次々と生み出し、世界的な知名度があるとのこと。
「装着時にできる空間そのものが作品」というのが、中村ミナトさんの作品製作のコンセプト。
ネックオーナメント、リング、ブローチなど女性ならではの感性が造形化されていると思いきや、実は力強く男性的。
ブラームスのシンフォニーのようです。
ジュエリーというより、工業デザインに近い感覚で作品を鑑賞してきました。
4月14日(日曜日)までの開催です。
東京国立近代美術館(MOMAT)の工芸館/北の丸公園は、とても素敵な西洋建築の洋館。
煉瓦色の壁と中央に立つ塔のバランスがとても良い感じです。
が、ここは、旧近衛師団の司令本部の跡。
軍服を着た精鋭部隊が闊歩していたところです。
二階建てながら、こんな威厳のあるデザインが出来るのだと妙に感動してしまいました。
この工芸館に勤務する受付の二人の女性も、とても親切でテキパキと仕事をこなしていました。
同館の入口に、「トイレだけの使用は、ご遠慮ください。」と掲げられています。
そこへ、老夫婦がトイレを借りに入ってきました。
国立の施設だから、事務的にお断りと思ったのですが・・・。
受付の女性は、状況を瞬時に判断し、一階のトイレに案内。
民間以上のホスピタリティに、少し感動。
老夫婦は満面の笑みと感謝の言葉を残して、出ていかれました。