能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

一橋大学のスピリットが詰まったアカデミックな施設・如水会館 官の学士会館に対抗しているかのようです

2015年03月22日 | まち歩き

勉強会があり、如水会館に行ってきました。

神田神保町と竹橋の駅が近い如水会館。

文科省所管の一橋大学の施設です。

会議室やセミナールーム、宿泊施設、レストラン・・・ほぼシティホテルと同様の機能を持っています。

近年、建替えられたとのことで、その前は西洋館だったとのこと。

その頃の歴史と伝統を感じさせるレリーフやインテリアが、ロビーにディスプレイされています。

明治時代の実業家である渋沢栄一翁が、設立したと言われる商法講習所・・・一橋大学の前身です。

聞いたところ、1914年当時の文部省により、一橋大学の前身である東京高等商業学校専門部を廃止するという通達に反対して、全学生が退学届を提出。

学校の解体を回避するために、如水会を組織したということでした。

 

小規模な学校ながらも、「官」に対する対抗心、独立心が強く、事業を起こして国に貢献するという志が強いというスクールカラー、学風があるのだと思います。

そのせいか、如水会館の立地は、通りを挟んで学士会館と対置しています。

学士会館は官僚を養成する旧帝国大学関係の施設。

なかなか面白い構図です。

この如水会というネーミングは、渋沢栄一翁がつけたもの。

礼記の「君子の交わりは淡きこと水の如し」からとられたものだと思います。

一橋出身の友人がいるのですが、まず、皆さん、真面目。

優等生で、勉強も仕事もキチンキチンと進めていく優秀なビジネスパースンが多いという印象です。

(が、お酒に弱い人が多いような・・・笑)

金融業や銀行業などで強力な学閥を持つ一橋大学。

国立大学ではなく、私立大学として設立されていれば、もっとそのパワーを発揮できたように思います。

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