日経平均株価が高騰しています。
今年5月には3万円を突破、6月には33年ぶりにバブル期以来の高値をつけました。
「投資の神様」と言われるウォーレン・バフェットさんが日本の総合商社の株を買ったあたりから、潮目が変わり海外の投資家が日本の株式を買い始めたように思います。
日経ビジネス誌2023.8.7号の特集は「日本株、最後の挑戦 4万円を突破せよ」。
変り始めた日本企業、株式市場について丁寧な取材をしています。
Contents
Part1 あらゆる株主が物を言う 緊張が生む企業価値向上
Part2 企業統治、モデルも一変 実は増えている革新企業
Part3 投資家、企業、株式市場・・・三位一体で回り始めた市場改革の歯車
「失われた30年」。
先進国では、日本だけが蚊帳の外でした。
この間、米国S&P500の株価指数は12倍、英国FTSE100の株価指数は3倍となりました。
30年前に米国S&P500関連の投資信託に100万円投資していれば1200万円になったということです。
ただ、この間、日本の企業も強くなってきました。
内部留保を増やし、黒字でもリストラし、先行投資を積み重ねてきました。
ポテンシャルはあるのだと思っています。
日経ビジネス誌もかなりポジィティブで強気です。
4万円という数字をあげています。
個人的には、ちょっと難しいかなあと考えています。
米国経済の先行き不透明感、中国のバブル経済の崩壊、欧州の景気停滞、さらにはウクライナ問題や台湾海峡問題など国際情勢は千変万化している状態です。
日本国内も少子高齢化による人口減少、機能しない政治、国際競争力の低下、イノベーションが起きない土壌・・・課題が山積しています。
ただ、日本人の持つ強み・・・勤勉さ、真面目、研究好き、改善力、働く高齢者は世界トップレベルです。
再び「陽の出づる国」になるチャンスはあることを信じています。
がんばろう!ニッポン