定年後の選択肢は、そのまま退職、再雇用で働く、独立して自営業の3つ。
公的年金受給の65歳までがつらいという人、給与が半分になり閑職に追いやられるのが嫌な人は、起業する傾向が高いそうです。
60歳は、まだまだチャレンジできる年齢だと思っています。
会社員、社畜として頑張ってきた人たちならば、最後に自己実現することは良いことだと思います。
ただし、十分に報酬を受け取れる成功可能性は5%。
過大な投資を回避してリスクを避け、「小商い」に徹するならば、そこそこ楽しい仕事をすることが出来ると思います。
サラリーマンのための起業の教科書 損しないフリーランスの極意
大村大次郎著 小学館新書 940円+税
著者は、元国税調査官。
「あらゆる領収書は経費で落とせる」「税務署員だけが知っている秘密の節税術」「やってはいけない相続対策」「やってはいけない老後対策」などの著書を出されています。
元公務員から物書きに転身されて、ここまて成功されている作家も少ないと思います。
目次
第1章 起業する前に副業で肩慣らし
第2章 得する税金の話をぶっちゃげる!
第3章 知らないと損する社会保険
第4章 忌々しい消費税との付き合い方
第5章 法人成りは超オイシイ
第6章 賢くお金を調達しよう
同書では、税金の話を中心に社会保険、法人成り、資金調達などの実務を解説していきます。
定年後、起業を目指す方には必読の一冊だと思います。
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フリーランスになると社会保険料は倍増
法人にするとレジャーもスポーツジムも会社の経費で落ちる
65歳以上の人を雇えば年90万円もらえる・・・
実務に役立つノウハウを伝授しています。
面倒なインボイス制度についても丁寧に解説されています。
起業したいシニア、キャリアを見直したいシニア必読の一冊です。