最近、町の本屋さんが激減していると言うニュースをよく目にします。
インターネットの普及やamazonなどの影響なんでしょうか。
その意味では、町の映画館も、町の本屋さんのように、今や絶滅危惧種と言えます。
広島市の横川にある横川シネマ。
ロードショー映画は扱わず、独立系やマイナー系の映画を上映しています。
古い建屋ですが、実にコダワリの映画館です。
シネマパラダイス!
若き日、広告代理店に勤めていた時、外資系の映画会社を担当していたことがありました。
15秒のテレビスポットの扱いをいただくために販促プロモーションも手がけていました。
前売り券を売るため、女子大生のアルバイトを雇い、お揃いのスタジャンを着てもらって、有楽町マリオン、新宿ミラノ座、渋谷パンテオン前で缶バッチを配っていました(笑)。
テレビではCFをオンエア。
その映画の売れ行きが予測できる「初日」土曜日朝には必ず有楽町マリオンに行ったものです。
外資系映画会社ということでハイカラなイメージがあったのですが、宣伝部の部員はかなり浪花節でフレンドリーな方が多かったです。
たまたま大学の先輩がいたため、可愛がってもらったものてす。
宣伝部のスタッフは、映画のことを「写真」と言ったり、映画館のことを「小屋」と言ったりと実に面白い業界でした。
外資系の映画会社なのに、ちょっと浪花節・・・義理と人情・・・面白く仕事をさせていただきました(笑)。
地下にあった試写室では、おすぎとピーコさんなどの有名人によくお会いしたものです。
インターネットもなく、四媒体を扱う広告代理店が一番輝いていた時代でした。
映画はエンターテイメントであり、文化。
いつまでも続けていただきたい横川シネマです。
シネコンに負けない!
そのためにも、出来るだけ足を運びたいと思います!