日経ビジネス誌2020.6.29号の特集は、「どこへ行く 日産」。
お家騒動、カリスマ経営者が去り、3月期決算では、6800億円の赤字・・・。
日産のいつか来た道の再来です。
結局、NISSANは変わっていなかったんですね。
戦線を拡大しすぎて、それが重石になっている・・・少し前の歴史からさえ学んでいません。
現在の経営陣の苦悩・・・サラリーマン経営者としてのストレスが伝わってきて胸が痛いです・・・。
同誌で面白かったのが「コロナ・エフェクト 時事深層」。
「論点 リモートワークやECだけでは物足りない 見直されるリアルの価値」という記事。
個人や企業組織が、新常態、ニューノーマルを模索している中、デジタルやテレワーク、リモートワークだけでは限界があることに気づき始めたようです。
企業の人事担当者は、テレワークの労務管理体制の構築、成果重視の人事制度への改定、メンバーシップ型採用からジョブ型採用へのシフトなどで苦労しています。
この記事で、クラウドワークス社長・CEOの吉田浩一郎さんが、働き方について話されています。
・人材多い大企業は、部門間連携などに強みあり
・オンライン会議システムでは、それぞれの考えを一方的に発散する場になりがち
・大企業であればあるほど出社を前提とする文化を残す必要がある
・リモートワークでは明確に決められた役割に対する成果を測る傾向にあるので、業務範囲を超えてさらにキャリアを発展させたい、例えばマネジャーになりたい、新規事業を起こしたいといった、前向きな変化は少なくなる可能性がある
・日本でフリーランスが少ないのは、自らの強みを定義して生きている人が少ないから
・単に仕事の場をオフィスからリモートに変えただけの現状では、新しい取り組みを始めるハードルが格段に上がってきたとみている
・新しい人と知り合う難度も高まった
ビジネスが、人と人との繋がり、コミュニケーションを土台として成り立つ以上、非対面、非接触が求められる現状では、どうしても新しい取り組みやチャレンジが難しいように思います。
新型コロナウィルスの治療薬やワクチンが出てくるのを待つか、はたまた、デジタルを駆使したテレワークやリモートワークでの創意工夫を進めていくか・・・。
解のない、問いかも知れません。
ただ、経済、仕事を前に進めていくためには、スピードと執行力が求められます。
まずは、「がんばれ!自分」でスキル開発、キャリア開発を進めていかなければならないと考えています。