2040年の「脱エンジン」宣言、宇宙やロボットといった新領域開発、そしてソニーグループとのEV分野での提携・・・。
日経ビジネス誌2022/9/5号の特集記事は「ホンダ覚醒 よみがえる革新のDNA」。
本田技研工業が変わりつつあるという記事でした。
Hらしさ・・・若さ、独創性、エッジのきいたデザインを知る昭和の世代は、かってのホンダ車の魅力を知っています。
マン島TTレース以来、鈴鹿8対、F1、世界GP・・・モータースポーツで世界相手に戦い続けるホンダ・・・実に魅力的な自動車メーカーでした。
でも、今の若い人たち、Z世代からすると、軽自動車とミニバンを造っている普通の自動車会社。
あまり魅力を感じていないようです。
CONTENTS
Part1 GM、CATL、グーグルと組む EV時代へ「孤高」転換 要は電池の自主開発
Part2 二輪車でも反撃へ 牙城死守へ「生態系」
Part3 狙うは真の「革新者」モノも市場も創造
ホンダ車を乗り続けていますが、市販されているホンダ車に乗り換えたいクルマはありません。
長年H車に乗っている悪友も同じです。
ミニTOYOTA、ダイハツやスズキの仲間になってしまったホンダ・・・実に残念です。
今回の特集では、ホンダの未来・・・空飛ぶクルマ、ロボット、宇宙、ロケットなどに触れていますが、ワクワク感、ドキドキ感がありません。
まだ、豊田社長の語る危機意識、未来図の方に惹かれます。
本田技研工業は、大企業病から脱しきれないのかもしれません。
ワイガヤ、大部屋、MUSTとWANTS、現場現実現物主義、人に迷惑をかけるな・・本田宗一郎さんのDNAも、サラリーマン根性、美しいスライドや派手なプレゼンなどに駆逐されていったのでしょうか?
確かに、環境問題やノンカーボンなどでモータースポーツもスポーツカーもクーペも求められない時代になりました。
でも、かってホンダが与えてくれた遊び心や子どもココロ、ワクワク感、ドキドキ感を取り戻していただきたいものです。
同特集の最後には、三部敏宏社長の編集長インタビューが掲載されています。
三部社長は、大阪出身ですが、広島大学大学院の出身。
学友が地元のマツダに入社する中で本田技研工業に入社します。
社長コメントです。
「過去の成功体験は邪魔」
「チャレンジする姿勢をホンダらしさと呼ぶのだろう。世の中に、やりよった!と思ってもらえるかが生命線」
「変革せねば10年後はない」
「ホンダらしさなんてものは次の世代が決めればいい」
「挑戦が一番上の上位概念」
軽とミニバンから次のステージにいけるのでしょうか?
遊び心や子どもココロ、ワクワク感、ドキドキ感を創り出していただきたいものです。
がんばれ!ホンダ