セブンイレブンで買った一冊。
アイスコーヒーを買いに行った際に見つけました。
コンビニで本を買うのは、初めてかもしれません(笑)。
人類2.0 アフターコロナの生き方
小林慎和著 プレジデント社 1100円+税
新型コロナウイルス関係で、様々な本が出版されていますが、ビジネスに特化した 内容では同書が一番濃い内容になっていると思います。
著者は、bajjiファウンダ兼CEO。ビジネスブレークスルー大学准教授。グリー勤務やシンガポールでのスタートアップなどのキャリアを持っている実業家です。
様々なビジネスシーンを想定し、コロナ禍があたえる影響について具体的な記述をしています。
目次
第1章 働き方2.0・・・会議、対面、時間、通勤、営業、人事評価、採用、社員教 育などは、どう変わるか
第2章 ビジネス2.0・・・飲食、旅行観光、イベント、ライブ、広告、製造、不動 産などは、どう変わるか
第3章 お金2.0・・・家計、金融資産、国家予算は、どう変わるか
第4章 人類2.0・・・コミュニティ、街、東京、人類は、どう変わるか
著者の鋭い分析と、withコロナ、Afterコロナの予測が、なかなかのリアル。
興味深い内容になっています。
マーカーを引いた部分を紹介させていただきます。
・「働き方改革」を「働き方変革」にした新型コロナウイルス
・これからはオンライン会議がスタンダードになる
・対面 リアルで会うことは特別な行事 リアルは情緒的なもの
・移動がなくなり、細切れのスケジュールになる
・リモートトラスト・・・一度も会っていない人に発注できる信頼関係
・人事評価・・・心理的安全性をつくれる「草食系」が出世する
・人に忘れ去られてしまうと、このオンライン社会の中では生き抜いていくことが非常に困難
・覚えられていて、いつでも気楽にコンタクトされる人は稼げる人、埋もれてしま う人は稼げない人になる
・採用・・・「リモートワーク可」にしなければ、採用は困難になる
・オフィス・・・固定面積が1/3に激減 働く場所は外に広がる
最終章の「人類2.0」では、今回のコロナ禍を単なる「復旧」ではなく、「復興」に 繋いでいかなければならないと著者は述べます。
福沢諭吉の「学問のすすめ」が明治時代の迷える民衆に指針、ガイドラインを示したように、同書でヒントや方向性を示すことが出来ればと著者は言います。
自身の想いと、力強い筆記が伝わってきます。
まだまだ、どうなるか分からない新型コロナウイルスの状況・・・。
同書は、様々なイシューを提示しながら、考え、行動することの重要性を提言しています。
Withコロナの今、読んでおきたい一冊です。