能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

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KPI大全 重要経営指標100の読み方&使い方 グロービスの嶋田毅さんの新刊本 コスパの高い一冊です

2020年09月08日 | 本と雑誌

大好きな嶋田毅さんの新刊が出版されました。

ありそうでなかったKPIの入門書です。

KPIとは、Key Performance Indicatorsの略。

重要業績評価指標、重要業績指標のことです。

KPI大全 重要経営指標100の読み方&使い方

グロービス著 嶋田毅執筆 東洋経済新報社 2600円+税

 

478ページの大著。

KPIとなりうる100の指標が4ページ一単元で解説されています。

実例のストーリーも掲載されていたり、毒にも薬にもなるKPIの功罪も丁寧に解説されています。

 

目次

PART1 KPIの概要

・KPIとは何か?

・KPIの実例ストーリー

PART2 基本KPI100

PART2では、4類型でKPIを分類、解説されています。

「マーケティング・セールスのKPI」・・・売上高、市場シェア、SQL数など

「オペレーション・イノベーションのKPI」・・・スループット、稼働率、ロボット化率など

「組織のKPI」・・・労働分配率、カルチャーサーベイ、女性比率など

「会計・ファイナンスのKPI」・・・ROA、ROE、EBITDAなど

これは、バランストスコアカード(BSC)のフレームワークです。

売上や坪単価といった昔からの指標から、コンバージョン率やバーンレートといったIT時代のインディケーターが取り上げられています。

 

目標達成に向けて、このKPIとPDCAサイクルを組み合わせれば、最強のマネジメントツールになります。

アフターコロナを視野に入れて、今からKPIを策定、現場に組み込んでいく・・・マネジメント層に必須の仕事になると思います。

経営学の全体像もつかめるコスパの高い一冊です。


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