大好きな嶋田毅さんの新刊が出版されました。
ありそうでなかったKPIの入門書です。
KPIとは、Key Performance Indicatorsの略。
重要業績評価指標、重要業績指標のことです。
KPI大全 重要経営指標100の読み方&使い方
グロービス著 嶋田毅執筆 東洋経済新報社 2600円+税
478ページの大著。
KPIとなりうる100の指標が4ページ一単元で解説されています。
実例のストーリーも掲載されていたり、毒にも薬にもなるKPIの功罪も丁寧に解説されています。
目次
PART1 KPIの概要
・KPIとは何か?
・KPIの実例ストーリー
PART2 基本KPI100
PART2では、4類型でKPIを分類、解説されています。
「マーケティング・セールスのKPI」・・・売上高、市場シェア、SQL数など
「オペレーション・イノベーションのKPI」・・・スループット、稼働率、ロボット化率など
「組織のKPI」・・・労働分配率、カルチャーサーベイ、女性比率など
「会計・ファイナンスのKPI」・・・ROA、ROE、EBITDAなど
これは、バランストスコアカード(BSC)のフレームワークです。
売上や坪単価といった昔からの指標から、コンバージョン率やバーンレートといったIT時代のインディケーターが取り上げられています。
目標達成に向けて、このKPIとPDCAサイクルを組み合わせれば、最強のマネジメントツールになります。
アフターコロナを視野に入れて、今からKPIを策定、現場に組み込んでいく・・・マネジメント層に必須の仕事になると思います。
経営学の全体像もつかめるコスパの高い一冊です。