2年前の10月、米国フェイスブック社が「メタ」へ社名変更。
驚きました。
ただ、その後メタバースやVR、ARなどの狂騒の熱も冷め、メタ社の株価は3分の1まで下落しました。
デジタルビジネスの世界は、鉄火場、博打の世界・・・。
栄枯盛衰が激しい社会です。
日経ビジネス誌2023.3.6号の特集は「メタバース 幻滅の先に」。
メタバースがこれからどうなっていくのかを取り上げています。
Contents
Part1 ザッカーバーグの蛮勇 メタが挑む90兆円市場 直面する内憂外患
Part2 日本企業、ネット敗戦巻き返しなるか 幻滅の裏で探る勝機 狙うはリアルとの共創
Part3 ゲーム、エンタメだけにあらず 普及のカギはBtoB 仮想空間で生産性向上
Part4 社会を変える公器となるか 没入・解放・人間拡張 切り拓く3つの新世界
「メタバース」は1992年に発表されたSF小説「スノウ・クラッツシュ」に登場した言葉に由来しているそうです。
古代ギリシャ語の「meta(超越)」に英語の「ユニバース(世界)」を掛け合わせた言葉。
VR、三次元、同時性、アバター、変身性という文脈の中で語られます。
任天堂の「あつまれ どうぶつの森」などのエンタメ、アパレル大手ビームスのバーチャル店舗などが身近なメタバースと言えます。
日本企業では、ANA、JR東、三菱UFJ銀行、東急不動産、SMBC、東京海上などがメタバースを勝機にしようとチャレンジしています。
個人的には、メタバースのジャンルで日本企業の復活を期待していますが、前途は多難だと思います。
遊び心のなさ、ソフト力の弱さ、進まないデジタル力・・・米国のビックテックの壁は高いです。
でも、「メタバースはフルデジタルが生む産業革命」ということを考えると、第二のデジタル敗戦は避けなければなりません。
プロ野球球団カープも、メタバースを取り入れファンサービスを始めました。
スポーツエンタメ・・・なかなか進んだ取り組みです。
SNSの次は、きっとメタバース的なものになると思います。
日の丸企業の復活の狼煙にしていただきたいものです。
がんばれ!日本企業