今日も一日、ひきこもりです。
家から一歩も出ず・・・。
トランプ大統領の幼い少女に向けたひと言を思い出します。
外で遊びたい、お友達と遊びたいとダダをこねる少女に母親が悩みます。
それに対してトランプ大統領が優しく語りかけます。
「今は戦争だ。アメリカ国民は、みんなで戦っている。あなたの戦いは、家にいることだ!みんなで戦おう!」
日経ビジネス誌2020.4.13号の特集は、「ウイルスが変えた社会 コロナ・エフェクト 芽吹く新秩序」。
なかなか鋭い分析です。
日経ビジネス電子版の調査では、首都東京封鎖(ロックダウン)に賛成の人は66%、反対が12%。
大和総研の予測では、消費抑制は1.4兆円。
個人的には、多少の経済活動のシユリンクであれば、ロックダウンして、その次のステージに備えるほうが未来に禍根を残さないためには必須だと思います。
米国やイタリア、スペインといった欧州諸国のように医療崩壊となると、それこそ多数の人命を亡くし取り返しのつかない事態になります。
日本人のレジリエンスを信じたいですが、他山の石を見据えて、国としても今回の非常事態を鑑み、強硬な手段を講じることが必要だと思います。
そのほか、同誌では、次のような記事を掲載しています。
・大手三行(三菱UFJ、三井住友、みずほ)、評価損6000億円規模か?長期ならアジア戦略修正も
・政府、コロナ対策でIT大手に要請 データ提供につきまとう懸念
・伊藤忠・岡崎会長も「利益より我慢」 またも資源価格に苦しむ商社
・ウイルスが変えた社会 コロナ・エフェクト 芽吹く新秩序
新型コロナウィルスにより変容した社会が以前の状態に戻ることはない。
1ミクロンにも満たないウイルスが世界を根底から変えてしまった。
新しい秩序が生まれようとしている。
新秩序1 都市のオフィス需要は減退 → テレワーク
新秩序2 日本型雇用はなくなる →ジョブ型雇用へ
新秩序3 鉄道会社は苦境に
新秩序4 進むか?学校のIT活用
新秩序5 「秋入学」が実現? →大学
新秩序6 グローバル化はさらに進む
そして、同特集は、今のような時期だからこそイノベーションを起こすチャンスだとして締めくくります。
テレワークや職務記述書を中心にしたジョブ型雇用、労働時間短縮・・・政府の打ち出した働き方改革・・・。
今回の社会の激変により、前に進めるための契機だと思います。
反脆弱性・・・ナシーム・ニコラス・タレブの提唱したコンセプト。
外乱や圧力の高まりによって、かえってパフォーマンスが高まる性質のことです。
ピンチをチャンスに変える・・・今こそ、この国の持つ底力を信じたいと思います。