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HRDXの教科書 デジタル時代の人事戦略 EY Japanピープルアドバイザリーサービス 人事の世界もデジタル化!

2022年01月07日 | マネジメント

人事労務の世界にもDXが入りはじめました。

HRテック・・・Human Resource(人的資源)をデジタル化し、ITテクノロジーを導入する動きです。

1500名を採用するソフトバンクグループが学生のエントリーシートをAIで一次判定していることは有名で、泥臭い人事・労務の世界にもデジタル・テクノロジーが入ってきました。

将来は、人事考課や査定、目標設定などにもAI、ITなどのテクノロジーが入ってくると考えています。

そんな中、HRDXの本が刊行されました。

HRDXは、「ヒューマンリソース(人的資源)」と「DX(デジタル・トランスフォーメイション)」を組み合わせた言葉です。

HRDXの教科書 デジタル時代の人事戦略

EY Japanピープルアドバイザリーサービス著 JMAM刊 2800円+税

 

「デジタルな時代だからこそ、ヒトのチカラで未来を変える」

著者のEY Japan社は、ワールドワイドで活動する人事コンサルティング会社。

日本で230名、世界で1万3000名の社員を抱える大手ファームです。

 

目次

第1部 人材マネジメント方針策定

第2部 組織パフォーマンス最大化

第3部 人事オペレーティングモデル

第4部 コンプライアンス、ガバナンス統括

 

「HRDX」をタイトルにした書籍は日本初だと思います。

334ページの大著。

図解もふんだんに取り入れられており、そのコンセプトワークは仕事にもつかえます。

巻末には、SONY、メルカリ、サンバーエージェント、三菱UFJ銀行、SAPジャパンの事例も取り上げられています。

ただ、HRテックの世界は、まだまだ発展途上。

人間をそのままデジタルの世界で評価、処遇、育成することは難しいと思います。

現在は、マーケティングにおけるMAやSFAからの転用、応用でHRに対応しているようです。

ただし、スタートアップ企業のように、アジャイルに試行錯誤していくことは絶対に必要です。

さしあたっては、DX人材の採用や育成で急いでHRDXの取り組みをしていかなければなりません。

人事労務担当者必読の一冊です。


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