朝方、広島城をテクテク散歩。
日中は猛暑ですが、朝夕は多少気温が下がってきた広島の街です。
お堀端の豊かな水、ちょっと涼しい風が吹いています。
気持ちいいです。
広島城は、別名「鯉城(りじょう)」と呼ばれています。
お堀にたくさんの鯉(こい)が泳いでいるからです。
地元のプロ野球球団のカープも、ここからネーミングされました。
滝を登り、龍のように力強くなってほしいという広島市民の願いがこもっています。
CARPという英単語は単複同型。
複数でも「s」はつけません。
現在、広島城を建替えようと案が浮上し、学識経験者や行政での検討が進んでいるそうです。
広島城は400年前に建てられましたが、1945年8月6日の米軍の原子爆弾投下で一瞬にして破壊されました。
戦後、鉄筋で建てられたのが現在の広島城です。
これを築城当時の木造で建替えると巨額の公金が投入されることになります。
個人的には、反対・・・後世に借金を残すことは許されないと思います。
江戸城の天守閣は1657年の明暦の大火が消失。
死者10万人を出した大災害でした。
が、江戸城の天守閣は再建されることはありませんでした。
復興の指揮を執っていた会津藩主の保科正之が、まずは城下町の復興を優先したこと、そして戦のない世に天守閣は必要ないという英断を下し、現在に至ります。
広島にも保科正之がいればいいなあと思います。