毎年楽しみにしている「業界地図」。
東洋経済新報社と日本経済新聞社が、プライドを賭けて毎年対決しています。
「会社四季報 業界地図」東洋経済新報社刊
174業界 4080社
1300円+税 279ページ
表紙には、「11年連続売上No.1累計200万部突破」「投資、就職、ビジネス」となかなか挑発しています。
「日経 業界地図2022」日本経済新聞社出版本部
181業種 4300企業・団体
1300円+税 286ページ
表紙には、「特集 2030年の業界地図」と未来志向。
なかなかいい勝負・・・白熱したコンテンツのガチンコ勝負です。
「会社四季報 業界地図」東洋経済新報社刊と取り上げる注目業界は、「半導体」「リチウムイオン電池」「宇宙開発」。
面白いのが、「会社四季報 業界地図」の取り上げている「最新年収ランキング」。
1位 総合商社 1257万円
2位 コンサルティング 1246万円
3位 海運 896万円
4位 医薬品 816万円
5位 不動産・マンション 812万円
シューカツ中の学生に訴求する内容ですね。
そして、「日経 業界地図2022」日本経済新聞社出版本部の取り上げる注目業界は、「社会問題・SDGs・ESG」「健康・食・QOL」「新天地とテクノロジー」「シェアリングサービス」「人のデジタル化・超人化」。
水素ビジネス、グリーンエコノミー、カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミーなどのキーワードを取り上げています。
どちらも、社のプライドを賭けた「業界地図」。
個人的には、内容の的確さと濃さで日経のアドハンテージがあると思います。
両方買っても、3000円未満・・・楽しめるコスパの高い両誌です。
日本の産業界は、どうなっていくのか?
今後の日本経済を見ていくうえで必読の両誌です。