そういえば、最近飛行機に乗っていない事に気づきました。
出張や旅行で、あれほど乗っていた飛行機に2年間近く搭乗していないのです。
空港にも行っていません。
マイルもいっぱい貯まっているのに・・・。
新聞の報道では、ANAやJALのリストラ計画、人員削減・・・あの優良企業だった2社が苦闘しています。
日経ビジネス誌2021.11.8号の特集記事は、「コロナ禍で消えた航空需要 ANA・JAL苦闘の600日」。
ANAとJALの二社について徹底的な取材をしています。
社長インタビューから財務面、戦略面まで深い分析がなされています。
さすがは日経です。
データの分析では、経営分析の手法を用いて細かな解説を行っています。
・日系航空会社は海外に比べれば財務基盤が良好。
・ANAは規模を追ってきた
・GoToを取り込んだJAL、供給調整が巧みなANA
・赤字幅でJALがANAを上回る
・ANAは損益分岐点が低下 人件費削減
・財務基盤に大きな差 自己資本比率ANA27% JAL35%
需要蒸発・・・わずか1年で売上が1/3になる・・・。
普通なら、債務超過に陥り、民事再生か会社更生に直行でしょう。
ANAとJALの合従連合は、ありえないでしょうし、ましてや外資と組むみとも出来ない・・・。
社会インフラでもある航空産業の存続のためには、手段を選ばずイノベーションを起こしていくしかありません。
この記事では、LCCやマイル事業、ドローン事業やバーチャルトラベルなど従来の需要を奪うかもしれない事業にも乗り出さなければならないと締めくくります。
なるほど。
一度破綻したJAL、拡大路線が裏目に出たANAの今後の経営を見守りたいと思います。